2月の「Growth Hacker Month」に、海外のグロースエキスパートが東京に大勢やってくる

Optimizely CEOのPete Koomen氏も来日

2014年2月の1カ月間を通して、「Growth Hacker Month」(グロースハッカー・マンス)というミートアップ・シリーズが開催予定だ。シリコンバレーから著名なグロースの専門家を招聘して、講演やグローサソン(グロースハックのハッカソン、前回の記事を開催する。グロースハッカー志望者や売り出し中のスタートアップ企業、そして企業の中で新規事業としてアプリやサービスを出している担当者などにとって注目のイベントとなると思う。

イベント全体はリクルートが主催していて、グローサソンのほうはCCIの主催でアライドアーキテクツ本社(東京・恵比寿)で開催されるSocial Media Week Tokyo 2014において行われる。私はGrwothHacker.jpの立場から、このイベントの企画に協力しているので、ここで概要について紹介したい。スケジュールは、ざっと次の通りだ。

【RECRUIT Growth Hacker Month】

  • 2/5(水)18:30~ Andrei Marinescu (500 Startups)
  • 2/12(水)18:30~ Kyle Wild (Keen.io)
  • 2/18(火)13:00 -19(水)16:00 Growthathon
  • 2/24(月)18:30~ Janice Fraser (Luxr), Pete Koomen (Optimizely)
  • 2/26(水)18:30~ Nir Eyal (NirAndFar)

各ミートアップへの参加登録方法は、GrwothHacker.jpでアップデート予定だが、ここでは登壇予定者と、それぞれのプロフィールを紹介しよう。

2/5(水) 18:30に登壇するAndrei Marinescu氏は、500 StartupsのDistribution Hacker-in-Residenceであり、投資先企業のグロースのアドバイスをハンズオンで行っている。500 Startupでの投資先支援に従事する前には、ViddyHuluMOGにて、グロースチームの指揮をとっていた経験あるグロースハッカーだ。

2/12(水) 18:30に登壇するKyle Wild氏は、Keen.ioの創業者兼データサイエンティストであり、かつては、GoogleでGoogle Analyticsに関わっていた。Keen.ioはテックスターズ出身のデータ分析のためのプラットフォームを提供しており、500 Startupsのメンターとしても、グロース、データサイエンスなどについてのアドバイスをしている。

2/24(月) 18:30には、Luxr代表のJanice Fraser氏とOptimizelyの創業者兼プレジデントであるPete Koomen氏が登壇する。Janice Fraser氏は、Adaptive PathのCEOを経て、Lean UXの専門家集団であるLuxrを創業し、シリコンバレーを中心に多くのスタートアップおよび大企業のLean UXの実践をサポートしている。主にウェブサイト上のユーザ体験の向上に貢献しているAjaxという言葉は、彼女が生み出したものだ。

同じく2/24(月)に登壇するPete Koomen氏は、言わずと知れた世界一のA/Bテストツールを提供するOptimizelyの共同創業者だ。Optimizelyの共同創業者であるDan Sirokerは、2008年の大統領選挙キャンペーンのオバマ陣営でアナリティクス担当ディレクターとして勝利に貢献した人物として有名だ。Peteは、Google時代には、Google App Engineの開発を率いていた。Peteはソーシャルメディアウィークでも、最終日の2月21日金曜日の11時からキーノートを行う予定。

2/26(水) 18:30には、Nir Eyal氏が登壇する。Nirは、グロースハックの必須分野である消費社行動心理学の専門家であり、製品のグロースのためにどのように習慣を培っていくかについて書いた「Hooked」という書籍を最近上梓したことでも話題になっている。彼は、シリアルアントレプレナーでもあり、現在は、NirAndFarというグロースのアドバイスを行うコンサルティングファームを創業し、500 Startupsを始め、スタートアップや大企業の支援を行っている。

上記以外にも、現在調整中のゲストがいるので、最新情報はGrwothHacker.jpでお伝えするのでご期待頂ければと思う。


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。