2017年もNetflixユーザーはコンテンツの消費に多くの時間を割いたが、データをみると平均視聴時間は年々短くなっている。
Netflixが年末のブログ記事で発表したデータによると、1日あたりのコンテンツ総視聴時間は1.4億時間以上、週当たり10億時間だった。2017年Q3時点で同サービスの契約者数は1.09億人で、うち半数弱が米国内ユーザーだ。
これは同ストリーミングサービスにとって印象的な結果に違いないが、過去の数字と比較すると、ユーザーがコンテンツを見ている時間は一年前より減っていることも示唆している。
2016年については類似のデータがないが、2015年末にNetflixは、当時の契約者数が7470万人、視聴時間は年間425億時間だったことを発表した。ここから2015年は1アカウントあたり年間570時間視聴していたことがわかるが、新規ユーザーは一年を通じて増えているので少々乱暴な計算ではある。とはいえ、2017年に1.09億ユーザーが週に10億時間見たとすると、1アカウントあたり約480時間となり,ユーザー数が伸びるにつれ視聴時間は必ずしも長くなっていないことを示している。
ストリーミング市場の競争は激化しており、Hulu、HBO Go、Amazon Prime Videoなどがオリジナルコンテンツや作品数の増加に力を入れている。またNetflixは2016年始めに新たに130カ国に進出すると発表しており、その後の契約者数増加はほとんどが海外市場による。
軽い話題として、同社は視聴時間以外にユーザーの一風変わったストリーミング行動を紹介している。たとえば、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」を毎日365日連続で見たユーザーや、「シェイムレス 俺たちに恥はない」全話を一気に南極で見たユーザーなどだ。もっと健全な映画ファンもたくさんいる —— 平均的ユーザーはNetflixで一年に映画を60本見ている。
Netflixの株価は一年前と比べて50%上がっている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )