ホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みを行うRPA(Robotic Process Automation)の領域は、ここ数年で大きく動きを見せている。2017年11月にはソフトバンクが国内RPA大手のRPAホールディングスへの出資を発表。共同でこの領域へと本格的に参入する意志を示した。
市場調査などをを手がけるITRの調べによれば、国内のRPA市場は2021年には82億円になると予測する。少子高齢化により労働人口が今後減少すると考えられる日本において、RPAツールの普及は起こるべくして起きたトレンドなのかもしれない。
そんななか、RPA導入支援などを行うPeaceful Morningは、RPA領域でしのぎを削る企業・サービスをまとめた「2018年度版日本のRPAカオスマップ」を発表した。これによれば、日本のRPA市場において多くのプレイヤーを抱えるのは「ソフトウェアベンダー」と「連携技術」の領域だ。ソフトウェアベンダーには、2018年8月に実施した4億円の資金調達ラウンドについてTechCrunch Japanでも紹介したBizteXも含まれる。
Peaceful Morningによれば、RPA領域を網羅したカオスマップはこれが日本初という。来年以降のカオスマップでこの領域がどのように変化していくかに注目しよう。