パンデミックで多くの人がどのように、そしてどこで働くかを再考することを余儀なくされ、2020年から2021年にかけてのPC出荷台数は引き続き成長した。調査会社Canalysの新たなデータで明らかになった。PC出荷は4期連続で成長し、2021年第1四半期は全体で前年同期比53%増だった。
データによると、主な成長要因はChromebookだ。Chromebookの出荷は第1四半期に275%増え、1200万台に達した。HPがかなりの割合を占め、マーケットシェアは前年の18.6%から36.4%にアップした。そしてLenovo、Acer、Samsung、Dellがトップ5を占めた。
PC出荷の成長は引き続き主に教育部門によるものだ。これまで主流の使用法に割り込めなかったデバイスにとって教育部門は長い間、足がかりだった。多くの学校がオンラインへの移行を迫られ、この部門はかなり成長した。そしていま、教育以外にも拡大している。
「Chromebookはいま真に主流のコンピューター製品です」とCanalysのBrian Lynch(ブライアン・リンチ)氏はニュースリリースで述べた。「教育部門が出荷の大半を占めている一方で、一般消費者や従来の商用顧客の間でのChromebook人気は昨年これまでになく高まりました」
ここしばらく停滞していたタブレット端末の販売も第1四半期は好調だった。活用方法は多様だが、この部門でも教育が主要な成長要因だった。タブレット端末部門はAppleがリードしていて、マーケットシェアは38.2%だった。そしてSamsungとLenovoがトップ3に入った。PCの分野ではLenovoが第1位で、以下Apple、HPと続いた。
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画像クレジット: Savusia Konstantin / Getty Images
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(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi)