3.3インチの小型スマホ「Palm Phone」のアンロック版が約3万8000円で販売開始

初めてPalm PhoneをTechCrunchのスタッフに見せた時、彼らはとても興奮していた。これは少なくとも、大きくかさばるデバイスを必要としない人のためのセカンド端末としてデザインされた、カテゴリーとしてユニークな試みだった。

しかし、すぐに現実に直面することになる。デバイスの機能はサイズなどの要因によって厳しく制限されているのだ。さらに最大の問題は、これがVerizon(ベライゾン)専用の端末で、既存アカウントに紐付けられた2台目のスマートフォンとしてしか購入できないことだった。

今年4月、Palmは3.3インチディスプレイを搭載したPalm PhoneがベライゾンやUS Mobile経由ではなく、単独のデバイスとして購入できるようになると発表した。そして米国時間6月18日、ついにその販売網を拡大しアンロック版が発売され、AT&TやVerizon、T-Mobile、MetroPCSのSIMでも動作するようになった。

Palm Phoneの価格はわずか350ドル(約3万8000円)だ。これはフルサイズのミッドレンジ向け端末よりは安いが、廉価さはコンセプトと関係している。2代目のスマートフォンとしては多機能で、また確かに魅力的ではあるのだが、メインのスマートフォンとして購入することは絶対に避けるべきだ。これは、単独のMP3プレーヤートとしてもそれほど優れてはいない。

それでも製品に興味があるのなら、本日から予約することができる。また、Palmはネックバンドとリストバンドを備えたレザーケースも30ドル(約3200円)で販売する。こちらは、6〜8週間後に出荷される。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。