3DプリントサービスShapewaysが$30Mを調達; ショップは1万,製品は100万種を提供

3DプリントサービスのShapewaysが、Andreessen Horowitzが仕切るシリーズCの投資ラウンドにより3000万ドルを調達した。現在の投資家であるUnion Square Ventures、Index Ventures、およびLux Capitalも参加した。Andreessen HorowitzのパートナーChris DixonがShapewaysの取締役会に加わった。

同社は工場と人員を増やして、もっと多くの地域でサービスと製品を提供したいと考えている。“うちもいろいろ変わったし、成長したね”、とCEOのPeter Weijmarshausenは言う。“うちは3Dプリントとそのプロダクションを誰もが気軽に利用できるものにした。うちのおかげで3Dプリントはふつうになりつつある”。

同社のサイトの上には現在、およそ1万の“ショップ”がホストされている。3Dプリントのデザイナーたちのショップだ。今現在およそ100万のプロダクトがあり、毎月6万の新しいデザインが追加されている。

Dixonは、Shapewaysは新しい産業のパイオニアでありリーダーだ、と見ている。

“これまでの3Dプリントはずいぶん長くホビイストたちのものだった”、と彼は言う。“うちの投資は、これがもっと一般的に普及することへの一種の賭だね”。

家庭用の3Dプリンタには投資しないのか、と尋ねるとDixonはやや口ごもったが、でも楽観的だ。“いずれ、価格も下がるだろうね。プリンタのモデルにも、そしてサービスのモデルにも、両方に価値がある”。

“インターネットのおかげで、ソフトウェアエンジニアが簡単にソフトウェア起業家になれる”、と言うのはWeijmarshausenだ。“うちは、さらに、‘デザイナーが〜〜’と言わなきゃならないね。3Dプリントのこんな提供形式によって、プロダクトの概念が、変わるんだよ”*。〔*: 完成製品の販売ではなく、デザインをチョイスしてオーダーするオンデマンド方式。〕

Dixon自身も、このサービスの大ファンだ。

“ぼくは、インセプショントーテム*をプリントしてもらった。ぼくのオフィスにある”、と彼は言う。彼は、それが回転しながら倒れたとは言わなかった。〔*: トーテム。ここでは一種の独楽。そのまわり方や倒れ方で、今自分が現実の中にいるのか、誰かの夢の中にいるのか、を判定できる。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))