3Dプリント拳銃はまだ現実味に欠ける。プラスチックの気まぐれに加えて、Liberatorのような作り方を見る限り、注意していないと銃はいつでも手溜弾に変わりかねない。しかし、エンジニアのMichael Crumlingは答を知っているかもしれない。
彼が作った新しいタイプの弾丸は、薬莢を銃身の補強材として利用する。これは、ピストルを粗悪なプラスチックで作っても、この長い弾丸を使っている限り、発射した後も銃身が本体から離れることはない、という意味だ。
Crumlingは彼のウェブサイトにこの新しい弾丸 .314 Atlas の計画を掲載している。彼の仕事は、クールなギターのデザインと、クールな銃のデザインを交互にこなすことなので、Atlas弾丸はまだ極く初期段階にある。それでもテストは十分に行われており、非常にうまく動作している。
Crumlingがこう書いている。
これが .314 Atlas弾丸のデザインだ。これは約23000 psi(1565気圧)の圧力下でも安全で、1018冷間圧延鋼から作られている。まだ負荷をかけているところなので、データは多くないが、開発が進めば追加できるだろう。
Crumlingはこれを、実質的に「弾丸に組み込まれた銃身」であり、銃そのものにかかる圧力をすべて取り去り、プラスチック銃身を単なるガイドとして使えると言っている。画像を見る限り、精度はあまり高くなさそうだが、大切なのはその発想だと私は思う。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)