AndroidやLinuxの走る小さなコンピュータが必要だとする。それでいて20ドルしか手持ちがないときにはどうするか。それでもなんとかなってしまうのが現代であるようだ。Orange Pi(ラズベリーとオレンジ。果物シリーズというわけだ)が要求を満たしてくれる。このOrange Pi、当初はRaspberry Piのクローンとして15ドルの値がついたコンピュータだった。そこにシリーズの一環として、フル装備モデルが登場してきたのだ。
ボードにはEthernetポート、および3つのUSBポートも搭載されている。メモリーは1GBで、SoCにH5、CPUにCortex-A53(4コア64ビット)を採用していて、独立したグラフィックチップも搭載している。HDMI出力やカメラ入力にも対応し、電源スイッチやIRレシーバーまでも備えられている。ゲーム用途にも使えそうだし、HDビデオの再生や、さまざまな自作プロダクトにて活用することができそうだ。
スペックはこちらに詳細が載っている。冒頭に示したリンクよりオーダーすることができる。なお、20ドルでなく5ドルしかない人にはOrange Pi Zeroなるプロダクトもある。こちらもWi-FiやEthernetに対応している。多くの人が利用しているラズベリーではないが、オレンジも十分に美味しそうに見える。
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(翻訳:Maeda, H)