500 Japanの投資1号案件は1時間500円からの会議室シェアの「スペイシー」

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500 Startupsが日本でも本格始動するとお伝えしたのは2015年9月のことだけど、投資1号案件のニュースがTechCrunch Japanに入ってきた。このグローバルな投資ファンドネットワークの1拠点として立ち上がった500 Startups Japanの投資1号は、1時間500円から空き会議室を貸し借りできるシェアリングサービスの「スペイシー」だ(500 Japan Startupsは高級飲食店予約の「ポケットコンシェルジュ」への共同投資も1号案件として同時に発表してるが)。スペイシーは2013年10月設立で累計利用者数25万人。正確な額は非開示だが、500 Startups Japanから数千万円規模の資金調達をしたという。

スペイシーは、最短1分でスマホからでも会議室の予約・決済ができるサービス。現在は東京の山手線線圏内の主要駅付近と横浜をエリアとしていて、利用人数や目的、設備などから貸し会議室やレンタルスペースを検索できる。利用用途はビジネスミーティングだけでなく、セミナーや社内研修、英会話や料理、ダンスなどの個人レッスン、パーティーなどがあるそうだ。

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貸し手は、オフィスの空き部屋や会議室、飲食店の個室などを掲載できる。ちょっと実際のサイトで検索してみたところ、10日ほど先の午後イチ(13時〜14時)の予約可能アイテムなら、渋谷、新宿、大手町といったキーステーションあたり10〜20件の場所がすぐに表示された。無線LANやホワイトボード、プロジェクタ、キッチンの有無によって絞り込み検索ができる。

スペイシーは2013年10月設立で、累計利用者数25万人。B向けの空きスペースのシェアリングサービスといえば、TechCrunch Tokyo 2014のファイナリストでもあるスペースマーケットが2014年4月にローンチした同名のサービスがある。スペースマーケットは対象地域が全国で、参加人数も1000人なんていう規模の大きい「イベント」に対応しているところ、それから非日常っぽい場を多く掲載していて、ロケハンなんかも対象市場としているところが違いだろうか。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。