今日(米国時間1/29)カナダ、トロントの500pxは、同社の人気iPhone用写真共有アプリをiTunes App Storeに取り戻した。以前同アプリは、ユーザーからポルノ写真に関する苦情が相次ぎ、Appleに削除された。復活したアプリには、年齢制限の警告として、アプリ内のコンテンツは17歳以上を対象にしていることを明示すると共に、「写真を報告」ボタンが追加され、不適切な写真をユーザーが容易に通報して削除対象にできるようになった。
アプリには、今もログイン中ユーザーに対しては「ヌード」写真のカテゴリーが存在し、これはAppleとして驚くべき譲歩だと言える。おそらく同社は、 Vineの不幸な「編集部のオススメ」事件や一般的ポルノ問題を受けて、自社のポルノ禁止ポリシーを再考すべきだと気付いたのではないだろうか。
年齢制限は、不快な写真に過剰反応するユーザーを怖気づかせることがあるので、デベロッパーは好まないと聞いているが、ともあれ500pxは帰ってきた。500pxの共同ファウンダー、Oleg Gutsolに同アプリの復活について尋ねたところ、彼はメールで、「要求に対応するため、先週Appleと緊密に検討した」と答えた。
Gutsolによると、同社が独自のコンテンツ内部監視を実施した結果、ポルノ画像は見つからなかったので、サイトからコンテンツを削除する必要はなかった。今でも同社は、Appleが受け取った実際の画像や苦情を見て、不快な画像を突き止めようとしている。上に挙げた以外にもアプリにはいくつか修正がなされ、アダルトコンテンツはすべて明確に区別され、誤って見る可能性を低くした他、検索ワードフィルターにも変更が加えられた。
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(翻訳:Nob Takahashi)