99ドルのOculus製VRヘッドセットSamsung Gear VRは、本格的仮想現実を手頃価格に

screen-shot-2015-09-24-at-10-17-43-am

これまでのVRヘッドセットの半分の価格で販売されるOculus製Samsung Gear VRは、バーチャルリアリティー(仮想現実)をメインストリームに解放するのに十分な安さだ。今日(米国時間9/24)Oculus Connectカンファレンスで披露されたこのデバイスは、Samsungスマートフォンの2015年全モデル ― Note 5、S6、S6 EdgeおよびS6 Edge+ ― に対応している。11月のブラックフライデーに間に合うよう出荷される予定だ。従来の199ドルのGear VRがごく少数のスマートフォンでしか動作しなかったと比べ、このヘッドセットはずっと利用範囲が広い。

新しいGear VRは22%軽くなり、着け心地が向上した。ヘッドセットの額にあるトラックパッドは触覚フィードバック機能を内蔵しており、指がどこに触れているかがわかる。従来のGear VRのスムーズなトラックパッドは、そこに触れているのか、それ以外の部分に触れているのか、見えない本人には区別が困難だった。

新たなGear VRゲームパッドも発表され、Oculus Connectカンファレンスの参加者全員に無料で配られた。Xboxスタイルのデュアルスティックデザインを採用している。

CPr2f5kUsAAWPHH

多くの人々が看板ヘッドセットOculus Riftの発売を大いに期待している、高価なゲームコンピューターとの接続が必要であることは、購入層がずっと狭いことを意味している。しかしGear VRやGoogle Cardboardのようなモバイルヘットセットは、手軽に持ち歩けてVR初心者でも簡単に使えるため、VRメディアの大衆化が期待できる。

Screen Shot 2015-09-24 at 10.17.02 AM

Oculus Connectカンファレンスの詳細は追って報告する予定。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。