今日(米国時間6/17)の株式市場終了後、Adobeは会計第2四半期の決算を発表し、売上10.7億ドル、1株当たりGAAP利益0.17ドル、非GAAPでは0.37ドルだった。
同社株は、時間外取引で急騰し、9%以上の高値をつけた。
同四半期で極めて重要だったのが、46万4000人の新たなCreative Cloud定期利用契約者であり、これで総契約者数は230.8万人となった。Creative Cloudは、クリエイティブ系の人たちのためのクラウドストレージとアプリケーションをミックスしたサービスだ。料金は、月額最低19.99ドルから74.99ドルまで。
Adobeはソフトウェアの販売をパッケージからサービスへと転換している。Microsoftもまた、ソフトウェア販売を複数年サイクルから、定期利用ベースへと移行しつつある会社だ。
しかし、一時払い製品をサービスとして販売する方式には欠点がある。販売コストは変わらないとしても、結果として生まれる売上は、分割されて入ってくる。つまり、コストを先出しし、後から売上がついてくる。年間経常利益(ARR)は、多くの〈サービスとしてのソフトウェア〉会社が、投資家に将来の売上見込を現在のGAAP経費と比較して説明する際に用いる指標だ。
リリース文によると、AdobeのCreative Cloud製品に関わるARRは、同四半期、12億ドルに伸びた。
四半期中、Adobeの売上の53%が定期契約によるものだったと同社は言っている。これは、2014年会計第1四半期に、売上の「半分以上」が定期契約によると同社が報告していたものと、同程度のパーセンテージと考えられる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)