Adobeはつい先ほど、2013年第2四半期の業績を報告した。売上は10.11億ドル、非GAAP経常利益2.473億ドル、1株当たり利益0.36ドルだった(ただし稀薄化GAAP利益は0.15ドル)。これは大方のアナリストの予測を若干上回るもので、特に1株当たり利益がそうだった。
ウォール街の共通見解では、売上10.1億ドル、1株当たり利益0.34ドルだった。これらの数字がAdobeの前四半期実績である売上10.1億ドル、1株当たり利益0.35ドルと極めて近かったことは注目に値する。ただし一年前の同四半期、Adobeの売上は11.2億ドルだった。
「このQ2実績は、デジタルメディアおよびデジタルマーケティングにおける当社の指導的立場を反映している」とAdobeの社長兼CEO、Shantanu Narayenが用意された声明で語った。「Creative Cloudはクリエイティブ・プロセスに革命を起こしつつあり、Adobe Marketing Cloudは、早くも世界有数のブランド、広告代理店、メディア会社らの優先プラットフォームになりつつある」
Adobeは明確に、>定額サービスのCreative Cloud</aに賭けている。同サービスはこれまでの箱入りソフトウェア製品を完全に置き換えるものだ。昨日、AdobeはCreative Cloudの主要アプリを公開し、今日そのCreative Cloudの定期利用者が70万人を超えたと発表した。2013年第1四半期には47万9000人だった。これら定期ユーザーの大半(92%)は年間契約を結んでいるとAdobeは言っている(月間契約の方がわずかに割高)。
Adobeは、今年中にCreative Cloudユーザーが125万人を越えると予測しているが、一部のアナリストたちはこれを非常に控え目な数字だと言っている。
Creative Cloudに続く、Adobe第2の主要サービスグループがMarketing Cloudで、これにはソーシャルマーケティング、メディア最適化、アナリティクス、テスト、およびターゲティングのサービスが含まれている。前四半期、Marketing Cloudは2.154億ドルの売上を記録し、前年同期比20%増だった。今期のMarketing Cloudの売上は2.299億ドルだった。
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(翻訳:Nob Takahashi)