Adobe(アドビ)はここ数年、製品ラインアップとクラウドベースのサービスを拡大してきたが、そのコアとなる他のアプリをダウンロードするデスクトップアプリのCreative Cloudには、やや制限が見受けられた。そして米国時間10月10日に同社は、Creative Cloud Librariesや検索機能、コンテンツの管理機能をさらに統合し、完全に再設計されたCreative Cloudアプリを発表した。これにより、このアプリはただのインストーラーではなく、Creative Cloudアプリを横断して作業するためのコマンドセンターとなる。
このアップデートのロールアウトの方法は少し変わっている。本日からフランスとドイツで、明日には日本で始まる。米国およびその他の地域の顧客は、来週中にはデスクトップでこの機能が使用できるようになる。
以前と同様にこのアプリの中核的な機能は、Creative Cloudの他のツールのインストールの支援だ。これは変わっていない。しかし以前のバージョンとは異なり、アセットのプレビューを表示する新しい全画面管理ツールによりライブラリの内容をより簡単に確認できるようになった。またAdobeによるとライブラリの共有も容易になったという。
Creative Cloudアプリには、さまざまなCCアプリの使い方を学ぶためのTutorial Hubも用意された。これは最近アドビが注力している取り組みだ。例えば、最新のCCバージョンのLightroomにも、チュートリアルが組み込まれている。
PCにインストールしたフォントを管理することもできる。ただ残念なことに、以前と同じくインストールしたいフォントを検索して指定するには、ウェブアプリを使う必要があるようだ。アドビがこの比較的に基本的な機能をアプリに組み込んでいないことは驚きだ。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)