Amazonが2017Q4で20億ドル近い利益を報告、ホリデーシーズンの好調でウォール街の予想を大幅超

Amazonが木曜日(米国時間2/1)の市場終了後に、同社の四半期決算報告を発表した。その四半期は、このeコマース巨人にとってきわめて重要なホリデーシーズンを含んでいる。そしてその数字は、えっ?!と思って再度見直した人がいたかもしれない。一株あたり利益3ドル75セントは、Yahoo Financeが調べたアナリストたちの予想1ドル85セントの倍を超えていた。

今四半期(2017Q4)の純利益は19億ドル、2017年全年では30億ドルだった。ただしその中には、減税で浮いた7億8900万ドルもある。

それは、Amazonが頑固に無利益を続けていたころに比べると隔世の感がある。これまで何年もAmazonは、利益不計上について、成長を重視したい、と投資家たちをなだめすかしてきた。

売上は605億ドルに達し、前年同期比38%の増となった。アナリストたちは、598億3000万ドルと予想していた。

クラウドサービス事業のAmazon Web Servicesは今四半期の売上が51億ドルで、前年同期の35億ドルを大きく上回った。

株価は、その日の時間外の初値で3%上がった。

AmazonのファウンダーでCEOのJeff Bezosは、声明の中でAlexaを強調している: “Alexaに関するわれわれの2017年の予測は、とても楽観的だった。しかし実績は、さらにそれを大きく超えた。これほど大きな意外感は、われわれとしても珍しい。でも来年以降に関しては、さらに大きな予想をしたい”。

同社はまた、その特別会員制度Primeを讃(たた)え、昨年はこれにより50億品目が売れた、と述べている。

Amazonの時価総額は6770億ドルで、最近、記録的な額に達した。

[Amazon株価]

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。