AmazonがKickstarter製品のための専用チャネルを開設、スタートアップが流通を最初から確保できる

Amazon, the US e-commerce and cloud computing giant is said to hire 1,000 people in Poland. The company already hires almost 5,000 people in Poland and has service centers in Gdansk, Wroclaw and Poznan ON 14 April 2016. (Photo by Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images)

Kickstarterのプロジェクトに資金を出すことは、賭に似ている。このプロジェクトはそもそもうまくいくのか? 完成して発売されるのか? 約束が、途中でがらっと変わるのではないか?

とは言ってもこのクラウドファンディングプラットホームはこれまで、多くの企業の離陸を助けてきた。それらは、ガジェットや電子製品、玩具や家庭用品、などなどさまざまだ。そして今日はAmazonが、 Kickstarterとの提携を発表し、Kickstarterで完成までこぎつけた製品に、それら専用の流通チャネルをWeb上で提供することになった。

そのwww.amazon.com/launchpad/kickstarterでAmazonは、最初から300あまりのKickstarter製品を売る。品物は、電子製品、本、家庭とキッチン用品、ムービー、テレビ用作品など、いろいろ。

しかもこれらの製品をテーマで検索できる: “STEM製品”、“生涯学習”、“精妙絶美な製品”、“未来の発明”、“公共の利益”、などなど。

300あまりのローンチ製品の中には、Piperの手作りコンピューターキット, Zivixのポータブルなスマートギターjamstik+, 写真のプリンタを兼ねたiPhoneケース, 泥で作る燃料電池、などなどもある。

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実はAmazonは昨年の7月に、若いテク企業のための販売とマーケティングの場として、そのための専用ポータルLaunchpadを立ち上げた。このたびのKickstarter専用チャネルは、その取り組みの延長だ。LaunchpadにはVCやアクセラレータやクラウドファンディングプラットホームが最初から25社も協力し、プロダクトの紹介につとめた。その中にはAndreessen Horowitz, Y Combinator, Indiegogoなどの大物もいる。そのストアには、立ち上げ時に200あまりのアイテムが並んだ。

今回のKickstarter専用チャネルの立ち上げに至るまでAmazonは、100社あまりのVC等と協力関係を持ち、すでにアメリカ、イギリス、中国、ドイツ、フランスなどから1000あまりの製品が立ち上げ時までに集まっている。〔最初はその中の300を売る。〕

これまでのAmazonと同じく、一つの製品が一つのページを占め、それに、マーケティング関連の総合サービスも利用できる(従来の製品や出店者と同じ)。もちろん販売と配達に関しても、Amazonのグローバルなフルフィルメントネットワークが利用できる(これまでのAmazon商品と同じ)。

しかも、専用チャネルは今回が初めてだが、AmazonはKickstarter製品の販売をこれまでもやっている。そうやってAmazonで個別に買われたKickstarter製品は、すでに“数百万個”に達する、と同社は豪語している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))