Amazonの第2本社設置、ヴァージニア州と“進んだ話し合い”との報道

この手の決定というのは、間違いなく時間を要する。そして当然Amazonは全米中の候補地から、映えある第2本社にする価値のある都市を絞り込んでいる。しかしながらThe Washington Postの新たな報道によると、その決定という大きなニュースは間もなくのようだ。

Bezosが所有する新聞は、巨大な小売企業がワシントンD.C.のすぐ南に位置するバージニア州北部のクリスタルシティーと“進んだ話し合い”をしていると報じている。クリスタルシティーとの話し合いは、他の競合都市との話し合いよりもさらに進んでいて、“より詳細”であるとのことだ。近くに地下鉄の駅があり、主要空港にも近いことなどが必須条件だが、それらをクリスタルシティーは満たしている。

この話し合いの突破口となるのが、どれだけキャパシティがあり、いかに早く引越しをスタートさせられるかだ。実際、地元の大手不動産デベロッパーは発表に備え、明らかに過去数カ月、ビルをリストアップしている。従業員数百人が働く最初の引越しに使われるビルはAmazonによって9カ月のうちに占拠されることになるかもしれない。

最終決定がいつなされるのか具体的な情報はないが、同紙は中間選挙後までにはと報道していて、つまり早ければ水曜日にも発表される可能性がある。

イメージクレジット: Lisa Werner/Moment Mobile / Getty Images

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。