いろいろなAndroidゲーム機がそろそろ市場に登場するが、あとちょっと煮詰め方が足りないと自称するものが今、少なくとも一ついる。それはOuyaの好敵手と言われるGameStick、USBスティックの形をした持ち運びに便利なデバイスで、HDMIでテレビにつないで遊ぶマシンだが、発売予定日がさらに一か月延びて8月になった。それは、UIをもっと練り上げないとだめだ、と彼らが感じたかららしい。
新しいアイデアで期待を集めている3DジェスチャコントローラLeap Motionも、ユーザ体験を磨くために発売が遅れると発表したから、また同じことの繰り返しだ。しかしもちろん、本人たちが納得いかないものを出すわけにはいかないし、成功のためには初期のドジは大禁物だ。
GameStickの場合、遅れの発表はこれで二度目だ。とりわけKickstarter上のプロジェクトは、開発期間を短く言う傾向がある。Ouyaも3週間の遅れを発表したが、そのときの理由は小売サイドからの(予想より大きな)需要に対応するためだった。BlueStacksのGamePopは、今のところ遅れを発表していないが、でも発売日が“今年の終わりごろ”と漠然としているため、最後の磨き上げのための時間も、稼ぎやすいのだろう。
これらのAndroid製品が船出していく先は、まだ海図すらない未開の海だ。中途半端なものを出すより、たっぷりと遅れた方が良い。彼らをAppleやSamsungと同一視することはできないし、この二つの巨人たちすら、発売予定をずらしたことがある。遅れの発表があるうちは、元気な証拠。何も話が聞こえてこなくなったら、そのときは、やばい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))