Anker が小型AC充電器の新世代モデル Nano II シリーズを発表しました。ラインナップは30W、45W、65Wの三種類。いずれもUSB-C端子1ポート設計です。
Ankerが初めてGaN(窒化ガリウム)素材を導入したAtom PD 1から約3年。 Nano II シリーズは第二世代の GaN II テクノロジーを採用した最初の製品にあたります。
GaN II は従来のAnker製GaN充電器よりもスイッチング周波数が20%向上。「革新的な積層設計や刷新した基板構造」などにより効率を高め、より少ない発熱と小型化を実現したと説明しています。
Nano II シリーズの共通仕様は USB-C 1ポート、デバイスを識別して最適な出力と速度で充電する独自技術 Power IQ 3.0 対応。最小出力の30Wモデルを除き、持ち歩き用にプラグを折り畳めるデザインです。
Anker Nano II 30WはM1搭載の MacBook Air (2020)をフルスピード充電できる30W出力。元の30W充電器と比較して59%の小型化をうたいます。iPhone 12ならばアップルの5W充電器と比較して最大3倍の速度で充電が可能です。重量は約47g。
ひとつうえのNano II 45W はMacBook Air (2020)やMacBook Pro 13インチ、Surface Book 2、デルXPS 13 9360、ThinkPad X390、Google Pixelbook ほか「各社フラッグシップノートの大半を充電可能」。サイズは元の45W充電器比で34%小型。
もっとも出力の高いNano II 65W はMacBook Air (2020)なら2時間以内に満充電、MacBook Pro 13をフルスピードで充電可能。サイズは元の61W充電器比で58%小型。(この「元の」は要するにアップルの標準ACアダプタ比です)
米国での価格はNano II 30Wが30ドル、45Wが36ドル、65Wが40ドル。5月末より順次出荷予定。日本国内向けの発表と発売はこれからになりそうです。
(Source:Anker Nano II | A Tiny Charger for Big Devices、Engadget日本版より転載)
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