間違いは誰にでもある、しかしAPとTwitterのあまりに忠実なフィッシングへのひっかかり方は恥かしい。ご存じの通り、AP通信社のTwitterツイッターアカウントは、昨日フィッシング詐欺のために乗っ取られ、「速報:ホワイトハウスで爆発がありオバマ大統領が負傷」というツイートが発信された。
この結果市場は一時パニックになり、恐怖の数分間世界は闇に包まれた。最近の出来事を踏まえ、ニュース配信の最先端たるAPを信じない理由もなかった。これでAPさえも信じなれないことがわかった。
今日、それがさらに悪化した。今朝8:30頃の数分間、あのツイートが復活した。午前9時時現在、フィードは正常化しつつありフォロワーの数も徐々に増えている。Twitterの担当者がこのアカウントをライブで修正しているに違いない。
ブランドのTwitterアカウントを管理する者は、オンラインでメールを読んだりパスワードを変更したりすべきではない。Twitterのサポート専任者と直接連絡を取り、複数の承認プロセスによって個人認証するべきだ。誰であれAP通信でフィッシングに遭った者は大ばか者であり、このケースではTwitterも、偽ツイートをそのままにしてアカウントをライブに戻したのは大ばかだ。
Twitterの連中はできるだけ早くアカウントを修正しよう焦ったのだろう。私の下品なジョークや写真で埋まっているフィードならそれでもいいかもしれない。しかし、これは市場を動かす力のあるフィードの話だ。
われわれは毎日新しいメディアを信じるよう仕向けられている。その新しいメディアはわれわれの信用を勝ち取る必要がある。メディアの巨人たるAPは、100万人以上に向けて配信するメディアのカギを、大ばか者に渡すべきではなかった。しかし、できるだけ早く最少限の被害で修正されるべきだったことも事実だ。画期的テクノロジーが失敗するたびに、われわれは新しい教訓を学ぶ。しかし、TwitterやAPの学校は休みだったようだ。
アップデート:APのソーシャルメディア編集長がフィードを更新した。
An update on @AP: The false tweet has been removed and the account will be up and running normally soon.—
Eric Carvin (@EricCarvin) April 24, 2013
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(翻訳:Nob Takahashi)