最近のAppleは買いあさっている。Embark!、Cue!、Burstly!
次にAppleが傘下におさめるとしたら何だろうか。
「オレゴン中央部の水力発電プロジェクト」と予想した人は正しい! かつ、あなたはかなり具体的な予言者だ。
OregonLiveによると、Appleはオレゴン州プラインビル市効外に水力発電所を建設するプロジェクトを買い取った。
「いいねぇ」とあなたは言う。「でも、水力発電所って一体何?」
安っぽい川の絵に必ず描かれている木製の大きな水車をご存じだろうか。あれと同じだ。ただし、そこには素晴らしい科学がある。落下する水で大きなタービンを回転させ、電気を作り出す。例えば、フーバーダムは水力発電所としても機能している。
Appleがそれを欲しがっている理由は簡単、データセンターだ。Appleは世界中にいくつものデータセンターを持っていて(この新しい水力発電所のすぐ近くにも)、iCloudなどを動かしている。データセンターは〈膨大な〉電力を使用する。それを過熱させないよう冷やすだけでも金のかかる戦いだ。
Appleは、自社のデータセンターで使うエネルギーを100%再生可能資源から得ていると宣言している ― しかし、現在その多くは外部の風力、太陽光、および水力発電所から購入している。 今回の行動と最近の〈巨大〉太陽光発電所建設から明らかになったのは、Appleが必要なエネルギーを自給するつもりだということだ。
ただし、すぐに完全自給体制が整うわけではない ― オレゴンのデータセンターに関してだけでさえも。この新しい水力発電プロジェクトの出力は3~5メガワットだ。多くの巨大データセンター ― 例えばAppleのすぐ近くにあるFacebookのオレゴンデータセンター ― は、その6倍を必要としている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)