コアなMacファンは、Mac Proの再登場を期待していただろうが、Appleが発表したのはそこに「i」が滑り込んだiMac Proだ。高額だが、オールインワンのワークステーションで、濃いグレーの外観はどこか悪者っぽい。
このiMac Proの見た目と雰囲気は、2015年に登場した27インチの5K iMacと似ている(このiMac Proは$5K iMacと表記した方がしっくりくる)。しかし、Appleのエンジニアは、こうスペックの中身を搭載するために、外観の放熱の品質を再考した。今度はもう少し慎重に行ったようだ。
Intel Xeonプロセッサを搭載し、これにどれくらいの愛情をかけるかによって8、10、18個搭載したモデルを選べる。GPUは Radeon Vegaセットアップで、VRAMは最大16GBだ。開発者、特にVRを開発している人にとっては嬉しい内容だろう。RAMは最大で128GBまであるものだが、「やっとか!」と喜んでいる人がいることは違いない。
ストレージ容量はそこまで魅力的ではない。4テラバイトSSDは、Appleがこの利用を想定しているHD動画編集やゲーム開発を行った場合、すぐに埋まってしまうだろう。外部ドライブ、NASユニットなどのアドオンは必要だ。
背面には複数のポートが並んでいる。
SDXCポート、USB 3ポートが4つ, Lightningポートが4つ, イーサネット。最後のはヘッドフォンジャックか? 勇敢な選択だね!
Macを愛するプロたちには納得のいくものだろう。AppleがMacBook Proから「従来のポート」を一掃したのは残念な出来事だった。業界内の何百人という人が、今でも「従来の」ハードウェアとソフトウェアを愛用しているのだ。もしAppleがLightningポート8つのiMac Proをリリースしていたら暴動が起きたかもね。
このコンピューターの基本モデルは4999ドルからだ。設定次第でそこから価格は高くなる。(Appleは通常のオールインワンやデスクトップパソコンではなく、同じくらいの価格のワークステーションと比べられるように慎重に価格を決定したのが窺える)。
「このiMac Proはかなりのワル」とTim Cookは発表後に説明した。iMac Proは12月に発売予定だ。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)