Google(グーグル)は2021年初め、人々が近くの新型コロナウイルスワクチン接種会場を見つけるようにするためGoogleマップのアップデートを発表した。そして今、Apple(アップル)も同様のことを行う。Appleデバイス所有者は米国内でワクチン接種を受けられる場所をSiriに尋ねるかAppleの「マップ」で検索して探すことができる。検索結果にはサービス提供時間や住所、電話番号、ウェブサイトへのリンクといった主要な情報が含まれる。
音声コマンドを通じて情報にアクセスするのに、ユーザーはSiriに「どこで新型コロナワクチンを接種できる?」などと聞くことができ、その後マップに誘導される。
Siriやマップ内でのワクチン情報検索に加えて、マップの「Find Nearby」メニューでも「新型コロナワクチン」というオプションが利用可能だ。
ワクチン接種のロケーションデータは、ボストンの子ども病院が主導するイニシアチブVaccineFinderを情報源としている、とAppleはいう。このデータはGoogleマップのワクチン検索にも使われている、とGoogleは述べていた。ヘルスケアプロバイダー、ラボ、他の事業所も扱っている新型コロナ検査やワクチン会場についてApple Business Registerページから情報の提供を選ぶことができる、とAppleは説明。情報を提供するとAppleが内容を認証し、周辺の新型コロナリソースを検索しているユーザーに表示する。
立ち上げに際しては、ワクチンを提供している2万カ所についての情報がAppleマップを通じて提供される。今後数週間無内にさらにワクチン提供場所の情報が追加される。
パンデミックでは、Appleは米国内外で他の新型コロナ関連健康リソースをAppleマップに統合してきた。たとえば2020年同社はオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、日本、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、シンガポール、台湾、タイ、米国で新型コロナ検査場所を表示するためにAppleマップをアップデートした。また事業者ページに新型コロナモジュールを加え、新型コロナや検査場所、そして今、ワクチン接種場所についての知識をSiriに盛り込んだ。
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画像クレジット:Apple
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(文:Sarah Perez、翻訳:Nariko Mizoguchi)