HomePodは、Appleが大ヒットをねらった製品ではない。たしかに良い音質のスマートスピーカーは売れるようだが、Appleは参戦がやや遅くて、AmazonやGoogleに水をあけられていた。また同社は、ローンチ時のSiriの機能が少ないことを、批判されていた。
しかし、ある測度に関しては、Appleの最初のアシスタント専用デバイスは文句なしだったようだ。お客様に大感謝か、あるいは少なくとも、同社の予想は間違っていなかったのだ。すなわちAppleのサイトでは、予約販売用に用意した在庫がローンチの前日に完売となった。
でも、そのほかのお店にはまだ在庫があるようだから、明日大急ぎでApple Storeへ行けば、場所によっては買えるかもしれない。ただしこれは、製品の予想外の人気を示しているのか、それとも用意した在庫が少なめだったのか、どっちだろう?
しかも同社は、製品が最終的に完成してから2か月近く、リリースが遅れた。そのために、初代の製品のスタート時点の生産能力が結果的に低すぎた、ということになったのだろう。
ポジティブなレビューが多かったことも、ローンチ前のHomePodの人気に貢献しただろう。本誌TechCrunchのレビューなんか、“メジャー系のスマートスピーカーとしては文句なしに最高の音質”、と激賞している。ただし349ドルという値段の高さや、iOSとApple Musicに限定されるという弱点も、指摘していたのだけど。
運良く買えた人は、今ごろ、発送は(米国時間)2月9日という通知を受け取っているだろう。