Apple(アップル)が最新の、そして2020年最後のビッグイベントの招待状を送信した。11月10日午前10時(太平洋標準時)に設定された「One More Thing」イベントは、ほぼ確実に待ちに待ったApple Silicon搭載Macの登場に焦点が当たることになるだろう。このビッグイベントは当然のことながら、オンラインのみの開催となるはずだ。
新型コロナウイルスのシャットダウンの中でバーチャルなイベントに移行する中、企業はこのようなスポットライトイベントを例年よりも多く開催できるようになった。しかし記者やアナリストにライブストリームを視聴してもらうだけでは、注目度は小さい。このようにアップルは連続で3つのイベントを開催することで、優位に立っている。最初のイベントでは新しいApple WatchとiPad、2番目のイベントではiPhone、そして今回は同社がMacに目を向けようとしているのは必然のことだ。
今回のイベントでは待望のmacOS Big Surのリリース日とともに、アップルが最も力を入れているARMベースプロセッサを搭載したMacが発表される可能性が高い。6月下旬のWWDCにて同社は、開発者が製品を入手できる発売日のかなり前にこの技術を発表するという、異例の措置をとった。しかしこの技術に触れられるのは、開発キットに限定されていた。
「Macは当初から、パーソナルコンピューティングの最前線であり続けるために、常に大きな変化を常に受け入れてきました。本日、我々はApple Siliconへの移行を発表したことで、Macにとって歴史的な日となりました」と、Tim Cook(ティム・クック)氏はWWDCのイベント発表で語った。「強力な機能と業界をリードするパフォーマンスを備えたApple Siliconは、Macをこれまで以上に強力かつ高機能にします」。来週には、そのすべてが何を意味するのかがわかるだろう。
最近のうわさでは、MacBook Airの新バージョンが2020年第4四半期(10月〜12月)に登場するとされている。MacBook ProとiMacのデザインも刷新されると報じられている。11月初旬のイベントは、アップルがホリデーシーズン前に製品を発表する最後のチャンスでもある。そのため、Tileのような追跡タグのAirTagsやヘッドホンのAirPods Studioなど、長い間噂されてきた他の製品が登場する可能性もある。
TechCrunchではアップルのイベントに関する最新ニュースをお届けする予定だ。
カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple
画像クレジット:Apple
[原文へ]
(翻訳:塚本直樹 / Twitter)