数年前までは、映画「プレデター」などでおなじみの感熱カメラといえば、軍用またはお金持ちのホビーに限られていた。
その後FLiRが、センサの小型化と低価格化に成功し、誰もが使える技術になってきた。今やiPhone用のケースでも、感熱像を見られる。
そして今度は、この小さなボードを使って、ArduinoやRaspberry PiのどんなDIYプロジェクトでも感熱像を利用できる。
350ドルは、Arduinoのアクセサリとしては高い方だが、10年前に比べればこのお値段はただ同然だ。昔は、ちゃんとライセンス契約を結んで、ひとつ数千ドルもするでっかい製品をロット単位で買わなければならなかった。
このお値段を見て、買わない決意をした人はあまりいない。SparkFunでローンチしてから数時間後には、現物在庫はすべて売り切れた(今は予約のみ)。
ただし、解像度は80×60と低い(800×600ではない)。得られる画像はそんなに美しくない。上述のiPhoneケースの場合と同じく、ふつうのカメラで撮った高解像度のグレースケールの上に感熱像をオーバレイして、画像のクォリティをやや補っている。
感熱カメラを拡張ボードに取り付けるのは、あなたの手作業だから、細かいハンダ付けがヘタな人は、事前に練習した方がよい。
今から買うと二度目のロットへの予約になるが、開発キットはここで買える。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))