auが「Netflixプラン」夏開始、月25GB+通話定額で月5500円〜

eng-logo-2015auが、「auフラットプラン25 Netflixパック」を2018年夏以降に提供します。

KDDIの高橋誠社長が「Netflixプラン」と語る同プランは、月間25GBのデータ定額に「Netflixベーシックプラン」(通常税別650円)と「ビデオパス」(通常562円)がセットになったもの。

5分間の通話定額「スーパーカケホ」と組み合わせても、月額料金が初年度5500円〜に収まる点をアピールします。(※永年1000円割引のauスマートバリュー、翌月から1年間1000円割引のスマホ応援割適用時。2年目以降は月6500円〜)

なお、NetflixのベーシックプランはSD画質、同時視聴も1ストリーミングに限られます。HD画質・2ストリーミングの「スタンダードプラン」、および4K画質・4ストリーミングの「プレミアムプラン」を利用する場合には、それぞれ月300円、月800円の追加料金が必要です。

通常プランと比べた優位性について高橋社長は『通常の20GBプラン(auフラットプラン20)に5GBを追加し、(中略)さらにビデオパスとNetflixのベーシックプランを個別契約するのに比べて、月1000円もお得になる』とアピール。

ゼロレーティングは「差し控えている」

また、Netflixプランにゼロレーティング(Netflixの通信量カウントフリー)を導入しなかった理由については「(カウントフリーを)通信会社としてあまりやるべきではないという風に、ガイドラインとしておっしゃられているので、我々は差し控えている。ゼロレーティング以外のやり方として、20GBをベースに5GBを追加した」(高橋社長)とコメントしました。

(追記)高橋社長は発表会後の囲み取材で、ゼロレーティングに関する発言を訂正。前述のようなガイドラインの記載はないものの、公平性の観点から総務省がMNOによるゼロレーティングについて「グレー」であるという認識を示しているとしています。

そのほか『私が最初にNetlifxのオフィスに伺ったのが7年前で、ようやく同プランが実現した』と、Netflixとの提携が7年越しであることをアピール。続けて『これからの5G時代において、エンタメと通信がいかにコラボレーションしていくかが重要になっていく。この提携は非常に意義がある』とコメントしました。

Engadget 日本版からの転載。

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TechCrunch Japan

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