今日(米国時間7/17)はAmazonからAWSクラウド・コンピューティングについてビッグな発表がいくつかあった。EC2をSnowball Edgeデバイスで作動させることができるようになっただけでなく、新しいEC2のインスタンスも多数発表された。
このためデベロッパーは新しいタイプのインスタンス(Z1d)をカスタムXeon CPU(最大4.0GHz)で作動させることができる。メモリ最適化が行われた新しいインスタンス(R5)の場合は3.1GHzだ。この場合、従来に比べてCPUの能力は50%、メモリは60%それぞれアップする。ベアメタルサーバーの一種であるインスタンスを作動させることもできる。またR5dバージョンはNVMeを通じてSSDストレージを利用できる。
AmazonのJeff Barrが今日の発表で述べたところによれば、こうした新しいインスタンス・タイプはAWSのNitroシステムをベースとしている。このシステムはEC2を構成する要素を従来とは異なる方式で統合することを可能にした。
今回発表された新しいZ1dインスタンスは極めて大きなコンピューター・パワーを必要とする(かつそのためにGPUを利用することが不適当な)アプリケーションを作動させることが目的なのは明らかだ。Amazonでは電子回路設計のオートメーション、金融業における大容量コンピューティング、RDBなどをユースケースとして挙げている。
R5インスタンスは最大でコア96、メモリ768GiBが利用でき、ビッグデータ分析など主としてメモリ内キャッシングを使うアプリケーションを作動させるのが目的だ。
〔日本版〕GB=10^9、GiB=2^30だが、サイズはほぼ同じ。コンピューティング関係ではGBと表記されていても実際のサイズはGiBの場合が多い。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)