アメリカのトップエコノミストたちの87%は、デジタル通貨Bitcoinの有用性には制約がある、と考えている。この謎めいた通貨の人気上昇を受けて、University of Chicago(シカゴ大学)の有名な研究事業Initiative on Global Markets(IGM)が、世界のトップクラスのエコノミスト38名に対してアンケート調査を行い、この通貨の将来に関する専門家たちの意見を聞いた。圧倒的にベストの回答は、大統領府の経済諮問委員会の元議長 Austan Goolsbeeからのもので、彼は、“Hahahaha. ROTFL”*、とだけ書いた。〔*: ROTFL, 床を転げ回って笑った。〕
匿名のプログラマがデザインしたデジタル通貨Bitcoinは、“発掘者(miners)”によって作られる。彼らはこの希少な通貨を増産するために必要な数学的パズルを解くために、高価なコンピューティングパワーを寄与貢献している。初期の投機家たちと政府の管理のないことを好む買い手たちが、この暗号的通貨の初期の成長を支え、その後、孤独なネチズンたちがたむろするOkCupidなど、いくつかの人気Webサイトが採用し始めた。乱高下の激しい時期が何か月も続いた(1日で205ドルから105ドルへ下げたこともある)が、ドルと並行してBitcoinを受け入れるショップは増え続けている。下のColbert Reportのビデオに、すばらしい説明がある:
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アメリカのトップエコノミストたちは、オンラインのデートサービスの経営者たちほどBitcoinに信を置いていないようだ。アンケートの回答者たちの圧倒的多数が、その激しい乱高下を見て、有用性には限界があると感じた。高級誌American Economic Reviewの元編集長Judith Chevalierは、“政府が発行する公認貨幣と違って、納税やそのほかの一般的な決済能力がない”、と書いている。
しかし専門家たちの中にも、少数意見はある。スタンフォードのCaroline Hoxbyは、(上の図の設問の)“最初の部分は正しい: それを取引に使いたいという人たちの信用が価値を支えている。第二の部分は自明だ: 信用は安定する場合とそうでない場合がある”。
これは、生まれて間もない通貨を支持するものではないが、しかしエコノミストたちの予言は当たらないことも多い、という歴史的事実もある。ついこの前の、全世界の経済を麻痺させた大不況も、誰もが事前に当てられなかった。それに、人びとは今でも自分のお金をBitcoinに投資している。しかし問題は、読者であるあなたには、トップエコノミストたちの87%に逆らって逆張りをする勇気があるか、だ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))