もしAppleが本当に自動車を作っているとしたら、それはUltimate Driving Machine™ではない。BMWとDaimlerは、Appleとの自動車協業に関する交渉を中止した。Handelsblattが報じた。
リーダーシップとオーナーシップの行方を巡って、交渉は決裂した(BMWとは昨年、最近Daimlerと)と、ドイツ紙の情報源は伝えた ― そしてわれわれがAppleについて知っていることを踏まえれば、それはいかにもありそうな行き詰まりの原因である。車をメーカーのサービスではなく、Appleのサービスと密に統合するというアイデアは自動車メーカーをいら立たせた。もちろん自動車ブランドは、世界で最も強力に守られ、宣伝されているものの一つである。
Apple Car構想にまつわる噂は一年ほど前から渦巻いており、最近の雇用も十分以上に暗示している。しかし、それが自動車そのものなのか、自動車メーカーとの協業なのか、あるいはもっと控え目なcarOSの既存システムとの統合のようなことなのかは、誰の意見も一致していない。それでも一つ、全員が確信していることがある。数百人の社員が取り組んでいるプロジェクトは、遊びではない。
では、Appleと仕事をする相手はあと誰が残っているのか? 最新の噂は、Magna。複数の企業と協力して、限定生産車や単発製品を生産しているカナダ・オーストラリア系の特殊電動自動車メーカーだ。トップクラスの信用を持ち、ブランドへのこだわりが少なく、恐らく要求も少ないであろうMagnaは、Appleのような裕福な好事家とはお似合いだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)