Netflixを長時間見過ぎて、頭がぼんやりしたことはないだろうか?下らないFacebookのステータスアップデートを読んで、何かを燃やしたい衝動にかられたことはないだろうか?Pinterestでメイソンジャーのレシピを投稿したことが予想外に気分良く、「これからもやろう!」と思ったことはないだろうか?BrainPalはコンシューマー向けEEGヘッドバンドとCloudbrain APIでデータを組み合わせ、ユーザーのいつも使っているアプリが気分にどのような影響を与えているかを検出する。
BrainPalはDisrupt HackathonでWilliam Wnekowicz、Marion Le Borgne、Mel van Londenが発表したものだ。三人とも、神経科学テクノロジープロジェクトに関心がある。アプリは脳の活動を知ることができる、とても洗練された(でも購入できる価格の)EEG端末を使用している。以前は研究所でしか、このようなことを行うことはできなかった。
BrainPalは、 MuseのEEGヘッドバンドを使用し、Cloudbrain APIで構築している。Cloudbrainは、ウェアラブルデータ解析向けのオープンソースのプラットフォームだ。Cloudbrainの目標は、データをアプリから解放し、様々なウェアラブル端末から得られるデータを一つのダッシュボードに統合して参照できるようにすることで、ユーザーに自身の健康データをより良く把握するための手段を提供することだ。
私はBrainPalを気に入った。スマートフォンは情報を得たり、つながったり、楽しんだりするのに素晴らしい製品であると思う反面、見なくてもすむようにベッドの下に投げいれたい気持ちになる。それぞれのアプリが自分の気分にどのような影響があるかを知ることで、テクノロジーとの関係に深入りし過ぎたり過激になったりすることがなくなるだろう。
Van Londenは、時間管理ツールのRescue Timeのようなサービスの登場がBrainPalを作るきっかけとなったという。プロダクティビティや、リマインダーを送信するのではなく、BrainPalは特定のサイトやアプリがユーザーの気分にどう影響するかを検出する。例えば、リラックスするためにNetflixを見ているのに、しばらくするとまるでゾンビのような気分になることがあるだろう。BrainPalのデータを見て、そうなる前にどのくらいの長さ視聴しても大丈夫かが分かるようになる。BrainPalは、インターネットと適度な距離を持って接することを促す。FacebookやRedditで時間を潰そうと思っている場合も効果的だ。データと脳の活動を見ることで、どのように時間を過ごすと一番楽しめるかが分かるようになる。
BrainPalのようなプロジェクトに興味がある?この分野の世界各地にあるコミュニティーを見てみると良いかもしれない。
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