おそらく読者は、Captiv8のようなインフルエンサーマーケティングスタートアップの主なセールスポイントは、マーケティング担当者たちが一緒に仕事をするインフルエンサーとクリエイターを探す手伝いをすることだ、と想像しているだろう。おそらくそれは正しい想像だが、Captiv8はそのクリエイター検索プロダクトを思い切って無償化することにした。
「私たちは本当にエコシステムをオープンなものにしたいと感じたのです、このことでブランドは、無償でインフルエンサーたちを検索し調査することが可能になります」、と私に語ったのは共同創業者のKrishna Subramanianだ。
無料プロダクトを通して、マーケティング担当者たちはプラットフォーム上でインデックスされた100万人以上のインフルエンサーたちを、見て回ることができる。そうしたプロフィールは完全に公開データだけで構成されている場合もあるが、インフルエンサーたちはその内容に注文を付けたり、データを追加したりすることもできる。
そしてマーケティング担当者たちは、パーソナリティ、コンテンツタイプ、作業場所、表現などのフィルタを使って検索を行うことができる。これに加えてCaptiv8は、各インフルエンサーのフォロワーたちの、集団属性(デモグラフィック)とブランドに対する嗜好データも提供する。
これまでは、Captive8のようなサービスを有償で利用しない限り、インフルエンサーを見つけるためには、様々なカテゴリーにおけるトップインフルエンサーたちに関する記事を読むといった、散発的でその場しのぎの手段をとるしかなかった、とSubramanianは語る。
これに対して、Captiv8上では、マーケティング担当者たちは、クリエイターを発見するために、おそらく1日あたり2時間ほどを費やすだけで良い。これはこれまで必要だった時間の60%ほどが節約できていることになる。
ではなぜ無料で利用できるのだろうか?Dr Pepper、Snapple、StubHub、そしてHondaなどのブランドが、既にCaptiv8を使用しているが、Subrapananianはその目的は「間口を広げる」ことにあるという、このことによって、世のマーケティング担当者たちがまずインフルエンサーについて調べに行く場所になりたいということだ。
そしてもちろん、同社はこのことでCaptiv8の提供する「エンドツーエンドのSaaSプラットフォーム」の売り込みへと顧客を誘導することができる。このプラットフォームは、追加のオーディエンスデータだけでなく、キャンペーンマネジメント、効果測定、そしてソーシャルモニタリングなどのツールを有償で提供するものだ。
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(翻訳:sako)