今日(米国時間1/5)、ラスベガスで開催中のCES 2017でXiaomiは新しいMi TVを発表した。Mi TV 4のサイズは3種類(45インチ、55インチ、65インチ)で、普通のiPhoneより30%も薄い。一番薄い部分の厚みはわずか4.9mmだという。元Googleの副社長で現在Xiaomiの副社長、Hugo Barraが説明したところによれば、「真横から見ればほとんど〔存在が〕わからなくなる。ベゼルはない」ということだ。
Mi TV 4の裏側はつや消し仕上げの金属で、透明なスタンドは「存在感が非常に控えめだ」とBarraは述べた。
ソフトウェアはAIを利用したXiaomi独自のものでPatchWall UIが採用されている。ユーザーは(少なくとも中国では)何百万もの番組から自分の好みに従ってカスタマイズされた推薦を受け取ることができる。このUIはバラの説明によれば「現代の洗練された雑誌のレイアウトからインスピレーションを受けた」ものだそうだ。
Barraによれば、「この製品で最大のイノベーションの一つはスマートTVを開発するにあたってモジュラー方式を採用したことだ」という。通常テレビはディスプレイとマザーボードが一体化している(独立の外部スピーカーが付属する場合もある)。モジュラー方式のXiaomiテレビの場合、ユーザーは必要に応じてマザーボードだけをアップグレードすることができる。マザーボードはディスプレイよりはるかに安価なのでこれは合理的だ。
Mi TV 4はディスプレイと外部スピーカーによって構成される。サウンドバー形式の外部スピーカーにマザーボードが搭載されており、すべての接続ポートもここに備えられている。サウンドバーとディスプレイは1本のケーブルによって接続される。
Barraによれば、Mi TV 4のオーディオはDolby Atmos準拠で、スピーカー10基、、サテライト・スピーカー2基、サブウーファー1基をサポートする。
この新しいテレビに加えてMi Mixスマートフォンの白いバージョン、ハードディスク内蔵のルーターも発表された。このルーターは家庭内のデバイスのファイルのバックアップをHDDに保管することができる。
新しいテレビは今年、「2000ドルを大きく下回る価格で」まず中国で発売されるという。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)