Google(グーグル)のChromeブラウザに搭載された統合メディアコントロール機能は、1つのウィジェットから現在のタブにあるすべてのオーディオとビデオソースをコントロールできる。この機能を使えば、お気に入りのウェブベースの音楽ストリーミングサービスで次の曲に移動したり、バックグラウンドで再生されているYouTubeビデオを開始/停止したり、タブを探さなくても複数のタブで再生されているメディアを切り替えたりできる。革新的な機能ではないが、たしかに便利だ。
この統合メディアコントロール機能は、昨年からChromebookユーザーに対して有効になっていたが、現在はデスクトップのプラットフォームを問わず、すべてのChromeユーザーに正式機能として提供されている。
この機能は多くのメディアで動作するようだが、確認した限りではYouTubeやYouTube Musicのようなグーグルのサービスでは、サムネイルつきのより広範囲なコントロールオプションが表示され、一方でSpotify(スポティファイ)の場合は戻る、次の曲にスキップ、一時停止の3つのコントロールしか表示されなかった。
統合メディアコントロールを利用するには、どれかのタブでメディアを再生し、アドレスバーの右側にポップアップ表示される、新しいアイコンをクリックするだけでいい。
1月16日にプレビュー版が公開された、Microsoft(マイクロソフト)の新しいChromiumベースのEdgeブラウザは、プレリリース版から引き続きメディアコントロール機能を備えているが、まだ安定版はリリースされていない。Firefoxブラウザは現在、同様の機能は搭載されていない。
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(翻訳:塚本直樹Twitter)