Chromebookの知名度向上に貢献し続けるMicrosoftのコマーシャル…そんなに怖いのか?

Microsoftは、ほぼ一週間前にテレビの人気番組“Pawn Stars”の連中を起用した最初のアンチChromebookビデオを放映したが、今度は第二作が出た。最所のにはユーモラスな味付けがあったが、今回のはいつもの街頭インタビュースタイルだ。

このビデオでは、MicrosoftのエヴァンジェリストBen Rudolphがカリフォルニア州Veniceの街を歩きながら、通りすがりの人たちに、あなたならChromebookとWindowsラップトップのどっちを買うか、と問いかける。もちろん、Chromebookが欲しい人は一人もいない。当然、彼がインタビューする相手はみな、PhotoshopやIllustratorやMicrosoft Officeを使う人たちだ。どれもChromebookでは使えない(OfficeにはWebアプリケーションがあるが、ある女性はRudolphに“Microsoft Officeが使えないのなら、私には用がないわね”と言う)。

最初のコマーシャルと同じく、Microsoftは、ChromeOSはほぼ常時オンラインであることが前提である、という点をChromebookの欠点として強調する。今ではオフラインのアプリケーションがたくさんあることを、都合よく無視するのだ。

このコマーシャルは視聴者に、安いChromebookよりも、タッチスクリーンをキーボードから外すとタブレットにもなる10.1インチのWindows 8マシンAsus T100を買えと勧める。“これは値段は同じ、300ドルぐらいです”、とRudolphは言うが、実際は400ドルぐらいだ。このクラスのマシンでPhotoshopやIllustratorを使うのは、ちょっときびしい。道行く人びとは当然ながら、スクリーンを外すとタブレットになることに感嘆するが、でもPC/タブレットのハイブリッド機に店頭で行列ができたことは、これまでない。

今現在、PC市場におけるChromebookのシェアは1%ぐらいだから、Microsoftはこれらのコマーシャルでこの製品への世間の知名度と関心をアップすることに貢献している。The VergeのTom Warrenも今朝(米国時間12/6)、この点を指摘していた。マーケットシェアがこれだけ低くても、Microsoftは明らかにChromebookを脅威と見なしている。こんなコマーシャルが、まだこれからも出てくるのではないだろうか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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