今やプログラミング教育の世界的なリーダー格となったCodecademyが、“コンピュータ科学を勉強する女子高生の数を今の倍にする”を目標とする新たな企画を立ちあげた。
協同ファウンダでCEOのZach Sims(上図)によると、Codecademyにとってこれほど大規模な事業企画は初めてだそうだ。
Googleのチャリティ部門Google.orgが、100万ドルを出してこの企画を賛助する。そのお金は教育チャリティ専門のDonorsChoose.orgを通じて学習者のクラスへの褒賞金になる。Codecademyがこの企画のために特別に作ったコースを女子生徒が終了すると、ご褒美として125ドルをDonorsChooseからもらえる。4人の生徒に1人の教師が付き添ってコースを完了すると、さらに500ドルを教師がもらえる*。〔*: いずれも個人のお金になるのではない…後述〕。
この企画では、コンピュータ科学を学ぶことで生徒や教師にインセンティブを与えるだけでなく、Codecademyのブログによるとそのほかのメリットもある:
DonorsChoose.orgと協働することによって、生徒や教師に支払われる100万ドルの報奨金が、テクノロジと各種教材へのアクセスを良くすることに確実に寄与する。生徒がCodecademyのコースを終了すると、生徒たちの教室にタブレット型PCやプログラミングとコンピュータ科学の教科書などが置かれることになる。つまりこの企画は、生徒個人々々を強化するだけでなく、コンピュータの学習に向けての教室の状態を向上させる。*
〔*: 形としてはDonorsChooseが行う教育チャリティ事業(クラスのコンピュータ教育環境の充実整備)にGoogle.orgが資金を提供し、その事業の実施(技術面)をCodecademyが担当する。〕
女子のテクノロジ人口を増やそうとするそのほかの取り組みとして、Girls Who Code、Black Girls Code、CodeNowなどがある。CodeNowは最近、Y Combinatorが支援する数少ない非営利組織のひとつとなった。
[画像: Flickr/LeWeb]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))