Codecademyがそのほかのプログラミング教育サービスと共同で雇用促進事業ReskillUSAを立ち上げ

Codecademyは、プログラミングを勉強して次の求職活動を有利に運ぼう、というサイトだが、このほど同社は、ThinkfulThe Flatiron SchoolDev Bootcampなど、同社と同じようなプログラミング学習サービスと組んで、ReskillUSAと呼ばれる、もっと幅広い取り組みを開始した。

そのWebサイトにも書かれているように、ReskillUSAの目標は“技術教育と雇用とのあいだのギャップを填める”ことだ。

Codecademyの協同ファウンダでCEOのZach Sims(上図)によると、このサイトの対象層は主に二つある。ひとつは、今失業または低賃金職にあって自分の技術的スキルを向上させたいと考えている人たち。SimsによるとReskillUSAには、そこ一箇所にこれまでに登場した優秀な教育プロバイダが集まっているので、ユーザはより良い雇用への道を確実に築くことができる。

彼によると、複数のプログラミング教育サービスが協力することによって、そこの‘卒業者’に対する求人側の好印象が形成され、大学でコンピュータ科学の学士号を取っていない人でも前向きに検討してもらえる。

“一緒に組むことによって、この新しい形の教育への世間の、そして求人側の、認知度を高めたいのだ”、とSimsは言う。そこでReskillUSAの第二のターゲットは、一般世間、とりわけ求人市場だ。

つまり、今や彼らは、教育の傍流と見られることから卒業して、これまでのメジャーな教育(大学など)と肩を並べたいのだ。しかもReskillUSAは、一社の活動ではなく、有力なネット教育サービスの集合体だ。Simsによるとこの取り組みは、ホワイトハウスとの会話から生まれた。中でもとくに、合衆国のCTO(元Google)Megan Smithが、教育とスキル(職業技能)とのギャップについて述べたことがきっかけだ。なお、ホワイトハウスはこの事業に関与してはいない。

今のところReskillUSAは、参加している教育サービスの総合案内所だ。それらのコースをオンラインとオフラインに分類し、教科内容や授業料、履修期間などを紹介している。オフラインの教育サービスは、シカゴとデトロイトとロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコをカバーしている。今後はたとえば補習のための共同コースなんかも提供するのか、とSimsに尋ねると、“もちろん”という答が返ってきた。“今はまだ、始まったばかりだからね”。

Codecademyはこのほか、GoogleやDonorsChooseと組んで、コンピュータ科学への女性の関心を喚起する取り組みも開始している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


CodecademyとGoogleが女子コンピュータ教育の振興を目指すDonorsChooseのチャリティを推進

今やプログラミング教育の世界的なリーダー格となったCodecademyが、“コンピュータ科学を勉強する女子高生の数を今の倍にする”を目標とする新たな企画を立ちあげた。

協同ファウンダでCEOのZach Sims(上図)によると、Codecademyにとってこれほど大規模な事業企画は初めてだそうだ。

Googleのチャリティ部門Google.orgが、100万ドルを出してこの企画を賛助する。そのお金は教育チャリティ専門のDonorsChoose.orgを通じて学習者のクラスへの褒賞金になる。Codecademyがこの企画のために特別に作ったコースを女子生徒が終了すると、ご褒美として125ドルをDonorsChooseからもらえる。4人の生徒に1人の教師が付き添ってコースを完了すると、さらに500ドルを教師がもらえる*。〔*: いずれも個人のお金になるのではない…後述〕。

この企画では、コンピュータ科学を学ぶことで生徒や教師にインセンティブを与えるだけでなく、Codecademyのブログによるとそのほかのメリットもある:

DonorsChoose.orgと協働することによって、生徒や教師に支払われる100万ドルの報奨金が、テクノロジと各種教材へのアクセスを良くすることに確実に寄与する。生徒がCodecademyのコースを終了すると、生徒たちの教室にタブレット型PCやプログラミングとコンピュータ科学の教科書などが置かれることになる。つまりこの企画は、生徒個人々々を強化するだけでなく、コンピュータの学習に向けての教室の状態を向上させる。*

〔*: 形としてはDonorsChooseが行う教育チャリティ事業(クラスのコンピュータ教育環境の充実整備)にGoogle.orgが資金を提供し、その事業の実施(技術面)をCodecademyが担当する。〕

女子のテクノロジ人口を増やそうとするそのほかの取り組みとして、Girls Who CodeBlack Girls CodeCodeNowなどがある。CodeNowは最近、Y Combinatorが支援する数少ない非営利組織のひとつとなった。

[画像: Flickr/LeWeb]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Codecademyが本格的な国際展開へ: イギリス、アルゼンチンなどでは学校教育へのプログラミングの導入を支援

オンラインのプログラミング教育プラットホームCodecademyは、2年前の2012年に1000万ドルを調達したとき、その資金を国際展開に充てる、と述べた。そして2年後の今日やっと、その実現に着手した。ロンドンに初の海外オフィスを開設し、イギリス、フランス、ブラジル、エストニア、アルゼンチンの5か国で、政府や民間の教育団体との提携により、サービスの本格的なローカライゼーションに取り組むことになった。

それらの提携事業の中には、各ローカル固有の企画や、コンテンツの多言語化、既存のチュートリアルの翻訳作業の拡大、などが含まれる。

CEOで協同ファウンダのZach Simsによると、Codecademy上ではすでに、同社のコース作成ツールを使って10万近いコースが作られており、ユーザの70%は合衆国以外の人びとであり、すでに英語以外のコンテンツも少なくない。しかし今回の取り組みは、“初めての正式かつ本格的な国際化努力である”、と彼は語った。

まずフランスでは、Libraries Without Borders(Bibliotheques sans Frontieres)(国境なき図書館)の協力により、Codecademyをフランス語に翻訳する。これにより、フランス国内だけでなく、旧植民地などを含むフランス語を公用語とするそのほかの国々でもCodecademyでプログラミングを学べるようになる。

ブラジルでは、Codecademyはブラジルの教育財団Lemann Foundation(レマン財団)と協力してコンテンツをポルトガル語に翻訳する。そしてそのコンテンツを利用する教育パイロット事業が近くローンチする予定だ。

アルゼンチンでは、ブエノスアイレス市と協力して、同市のすべての学校でプログラミングを教えるイニシアチブを立ち上げる。フランス語への翻訳の場合と同じく、アルゼンチンで作られるスペイン語への翻訳は、一国を超えた巨大な市場へのアクセスをCodecademyに与える。

エストニアは、言語の側面では上記の各国ほど大きなインパクトを持たないが、IT教育への公金の投入という点では重要な先例になるだろう。同国ではK-12教育にプログラミングが正式に取り入れられ、それを担う外郭団体Tiger Leapが、メインの教材としてCodecademyを使用する。

Simsによると、上記はいずれも、商用事業ではないが、Codecademy自身はサービスの収益化に近く本格的に取り組む予定だ。

“しかしコースに課金するつもりはない。そうしなければならないほどのプレッシャーは存在しない”、と彼は述べた。

今ある一般的な課程には課金しないが、今後は特殊な有料コースや有料サービスを開設して、同社やコース作成者が収益を得ていく、というシナリオを彼は構想しているようだ。有料サービスの例としては、求人企業に対する人材紹介などが考えられる。

“求人のリクエストは今すでにとても多い”、と彼は言う。“しかも、求められている人材の種類がきわめて多様だ”。サイトは最近デザインを一新して、単なるプログラミング学習だけでなく、いろんな側面を持てるようになったから、各種有料サービスの立ち上げも比較的簡単にできるだろう。

今回の本格的な国際展開は、Codecademyにとって自然な、あるいは必然的な流れだ。すでに2400万人のユーザの70%が合衆国以外からだし、その国籍は190か国にも及ぶ。2012年には、合衆国以外のユーザは50%だった。

ニューヨークの同社がロンドンを初の海外オフィスの場所として選んだ理由は二つある。まず、合衆国以外の国ではユーザ数が一番多いこと(約200万)。

第二の理由は、イギリスはすでに公立学校でプログラミング教育を義務化していること。Codecademyは今、学校教育にコンピュータ科学を取り入れていない国の団体と協力して、具体的な支援の方法を検討しているが、イギリスに関しては放課後のプログラミング学習事業Code Clubや、今約1000校で展開しているComputing at Schoolに、コースや教材面で協力している。

イギリスでの先例を踏まえて、今後結果的にCodecademyが一種のグローバルな標準教材のような位置づけを得てしまうと、そのほかの国でも、学校教育へのプログラミング教育の導入が比較的容易に行えるようになる。しかし現時点では、最大のイニシアチブがイギリスであり、ヨーロッパ全体の中でも初めての取り組みだ。だからイギリスでの成功は、そのほかの国での今後の取り組みのためのテンプレートになるという意味でも、とても重要だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Codecademyがプログラミング学習をモバイルアプリ化–食べやすい一口サイズで通勤のお供に最適

毎日アプリやインターネットについて書いている私だが、プログラミングをちゃんと勉強したことはない。

上で“ちゃんと”というクッションを入れたけど、私の場合本当は“まったく”と書くべきだった。いまだに、プログラミングなんて全然知らない。中学ではちょっと勉強したと思うけど、高校はCSの教科なし、大学では学生新聞の記事を書いたり、とっくに死んだ白人男性たちが書いた本ばかり読んでいた。私の若き日の人生には、プログラミングのプの字もない。

でも私のトゥドゥリストにはある。神に誓ってうそではない。

今日(米国時間12/9)はネット上のプログラミング自習塾Codecademyが、初めてのアプリを作ってリリースした。30分足らずで終わる、プログラミング入門編だ。今日は洗濯物が山のようにあるから、ひまつぶしにこいつをちょっとやってみよう。

このアプリのローンチは、コンピュータ科学教育週間にタイミングを合わせている。さらに、国の行事と合わせて、合衆国の児童生徒1000万人に1時間のプログラミング教育(の授業)を与えようという、キャンペーンもある。でもアプリのねらいはもっと一般的で、とにかく、毎日仕事で忙しい人でもプログラミングができるようになるために、プログラミングのコースを、小さな単位で、一口(ひとくち)ずつかじっていこう、というものだ。

CEOでファウンダのZach Simsによると、このアプリCodecademy for iPhoneは、同サイトのネット上の課程とは別の単独のコースだ。最初のはとてもベーシックで、プログラミングとはどういうもので、何を一体するのか、という話に終始する。でも今週中には、これの次の一口(ひとくち)が出る予定だ。

このアプリは、プログラミングができる、プログラムを書ける、という目標に向かう、とてもなだらかな、誰でも歩ける登山道だ。テストの問題に関する質問も歓迎されるから、自分のための学習を自分で組み立てている感覚になり、私のように、自尊心がでかくて傷つきやすいエゴを持ってる人間でもついていける。インナー類の洗濯が終わる前にアプリを終えてしまい、すぐにその続きをやりたくなった。

この第一回のプログラムは5部から成り、1)はじめに、2)データタイプ(型)、3)変数、4)比較、5)If…Else、となっている。各部にコード例と問題があり、Simsの言い方では、“スナックのような”レッスン集だ。

学習体験は、モバイルの環境に制約される。つまり、小さな画面と、大量のタイプは不可であること。デスクトップでアクセスする同社のWebサービスは、自分でコードを書きながら学ぶ、という学習体験になるが、アプリの方は、そのあたりがちょっと不自由だ。自分でコードを書くのではなくて、クイズの“言葉入れ”みたいに、未完成の文を正しい語で完成させる。答えの候補が並んでいて、その中から選ぶ。問題のまったくない部もある。

問題の中には、やさしすぎるのもある。‘はじめに’の部には、“‘6 – 2’を計算するプログラムを書けますか?”という問題があり、答えは”print(6 ? 2);” の’?'のところをマイナス記号’-'にするだけだ。答えはやはり多択の候補の中から選ぶ。

こんな話を読むと、“プログラミングなんて、馬鹿のやることさ。アプリのアイデアで、大儲けできるのに”、と誰かさんは言うだろうか?

こういう問題は、受動的な学習にはつきものだ。自分の問題を自分で解決していく能動的な学習に移行できるまで、その点には注意すべきだろう。

今日の私の30分の体験で感じた唯一の問題は、用語の定義がないこと。だから、いちいちGoogleの検索で、“文字列(string)って何?”とか、やらなければならない。でもたぶんこれは、そのうちCodecademy自身がモバイル版の問題点として気づき、対策してくれるだろう。

Simsは、成功したエドテック(ed-tech)企業の例としてDuolingoに言及しながら、目標はプラットホーム非依存なプロダクトを作ることだ、と言った〔ということはAndroid版も近く出る?〕。ただしモバイルデバイス、とくにスマートフォンの上では自分でコードを書きづらいから、この問題をCodecademyはどうやって克服するか? 私は、というと、オンライン(Web版)にユーザ登録しようかな、と今は考えている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))