Codecademyは創業5年になるのにユーザに課金しない、そのマイペース哲学をCEOのZach Simsに聞く

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今年で創業5年目を迎えるCodecademyは、テクノロジ分野の雇用に結びつくようなスキルを世界中の2500万人に教えているが、一部のテストを除いてはサービスの課金をしていない。CEOのZach Simsによると、今後もしばらくは“プロシューマー”ビジネスとしての成長に力点を置き、ほかのことは、そのあとで考えたい、という。

今日の市場では、そういう姿勢はきわめて珍しい。Codecademyはこれまで1250万ドルを調達しているが、ほかのオンライン学習プラットホームに比べると小額だ。たとえばサンフランシスコで創業6年になるオンライン学習/教育マーケットプレースUdemyは、これまで1億1300万ドルを調達している。

世界経済フォーラムが行われているDavosで、SimsにCodecademyの戦略について聞く機会があった。そんなに長く課金をしないことを、本人は気にしているか(今後の資金調達は?)、もっとお金の儲かるコーディングブートキャンプ(プログラミング特訓教育)に進出する気はないか?、など。

Sims自身は、Codecademyの生き残りと今後の繁栄のためには現状がベスト、と考えている。ほかの多くのスタートアップたちは、大量のお金を調達した挙句、企業の“正しいサイズ”を求めて苦労しているではないか、というのだ。

インタビューはわずか9分だが、Codecademyのビジネス談義だけに興味のある方は、4:15へスキップしていただきたい。

 

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

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TechCrunch Japan

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