数か月前にCoreOSは、Tectonicのプレビューをローンチした。それはGoogleのコンテナ管理/オーケストレーションツール、Kubernetesを使用するコンテナプラットホームだ。今日からそのTectonicが、ベータを脱する。
CoreOSのCEOで協同ファウンダのAlex Polviによると、チームはベータ期間中に数百の顧客と協働してバグなどを見つけ、それらを修復した。そして、一般公開OKと判断した。
まだ料金体系は未定だが、クラスタのメモリ使用量に応じて課金されるだろう、とPolviは言っている。つまり、メモリの使用量が増えれば料金も上がる。“コンテナの最大のメリットの一つが、クラウドと自前のデータセンターの両方に透明に跨(また)がれることだ。そんな環境ではノード数による公平な課金はできない”、とPolviは述べる。
Polviによると、Tectonicの現在の顧客はきわめて多様だが、とくに多いのは、これから基本業務をWebサービスとしても提供しよう、というところ、たとえば銀行や通信企業などだ。どちらもこれまでは、物理店舗におけるカウンター接客が主だった。
今日CoreOSはTectonicの一般供用開始の発表と並行して、ベルリンにエンジニアリングのオフィスを開設したことを発表した。また、同じく今日からは、Google Compute Engineを立ち上げ、Kubernetesプロジェクトにも貢献したJoe Bedaが、CoreOSの顧問団に加わる。