いつも食事に含まれている炭水化物やカロリーを気にしているのなら、DietSensorの端末でそれらの計算が楽になるだろう。フランスに拠点を置くこのスタートアップは食事をスキャンして、栄養価を計測する端末を開発した。つまり、レストランや友人の家で食事をする時でも、食生活の記録を取っておくことができるということだ。もちろん、食事の時にガジェットをかざすことに抵抗がなければの話だが。
DietSensorは今週ラスベカスで開催されているConsumer Electronics Show(コンシューマー電化製品のショー)に出展し、CESイノベーション・アワードを獲得した。TechCrunchはDietSensorの共同ファウンダーでCEOのRemy Bonnasseに話を聞いた。
「食生活と栄養価をトラックする次世代型アプリです」とBonnasseは言う。「ユーザーのために手間のかかる計算を行います。ユーザーは何も考える必要はありません」。
栄養価に関する情報は連動するアプリで継続的に記録し、確認することができる。DietSensorはカスタマイズした食生活を提案するために医師や栄養管理士と協力している。
Bonnasseは、彼らのプロダクトはBluetoothを使いSCiOと呼ばれる分子センサーとつないでいると説明する。分子ごとに振動と光との相互作用が異なり、それを元に食事の中に含まれているものを計測しているという。
このデバイスは2016年の中頃にアメリカで販売を開始する予定だ。小売価格は249ドルだ。
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