DittoのEndless Eyewearは、メガネを何度でも取り替えられる定額サービス


スタートアップのDittoは、顧客が自分にぴったりのメガネを見つける手助けをすることが目標だ。そのために最近同社は、「デザイナーメガネのNetflix」とも言える新しいプログラム、Endless Eyewearをスタートした。

定期利用者は月額料金を払い、メガネを1つ選んで配達してもらう。もし気に入らなかったり飽きたりした時は、いつでも自由に交換できて返送料金もかからない。サングラス用と、度付きメガネ用の2つのプランがある ― そしてもちろん、度付きプランには毎回新しいレンズが含まれている。

Endless Eyewearは50以上のブランドを提供し、レイバン、オークリー、バーバリー等も含まれていると同社は言っている。さらに、きずや摩耗などの保険も含まれる。

共同ファウンダー・CEOのKate Doerksenは私へのメールで、このアイデアは彼女がDittoの顧客と繰り返し対話する中で生まれたと言った。

繰り返し聞かされたのは、われわれが「一回限り」ジレンマと呼ぶようになった話で、人はメガネを1つしか買えない ― たとえ複数のスタイルが欲しくても、という意味だ。もし「一回限り」ジレンマを解決できれば、より多くの人たちを引きつけられることを私たちは知った。いくつかのフォーカスグループや調査を実施したところ、驚くほどポジティブな反応を得た。

Doerksenはこのプログラムを、Rent the Runwayの新たな無制限プランとも比較した。月額料金を払って、様々なファッションアクセサリーを次々と使えるサービスだ。

ちなみにDittoは、昨年秋にシリーズAで500万ドルを調達した。同社初の大きなイノベーションは、「バーチャル試着」テクノロジーで、ウェブカメラや携帯電話カメラを使って顔の3Dモデルを作る。ユーザーはそれを使って様々なメガネを試着し、気に入ったものが見つかればDitto経由で購入できる。

Doerksenは、従来からの購入モデルも継続する、なぜなら「このビジネスには常に顧客がいるから」だと言っていた。

Endless Eyewearの料金は、サングラスが19ドル/月、度付きメガネが29ドル/月。詳細は同社のブログで読める。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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