国際的謎の男の一人として、しばしば私は危険な場所に落下傘で着地する。持ち物は機転とiPhoneとiPad miniとプロテインバーと服でいっぱいのスーツケース、特製旅行用靴下、ヘアージェル、ハミガキ、何冊かの雑誌、そして私を守ってくれるイブプロフェン系鎮痛解熱剤だけだ。そして今私は、Division Furtive Type 50ウォッチが欲しくなった。
2012年に初めて発表されたこの奇妙な腕時計には、ローテクとハイテクが混在している。デザインには1970年代のジェット戦闘機の魂が込められ、文字盤を照らす明るいLEDが3つのタイムゾーンの時刻を知らせてくれる。LEDは懐中電灯も兼ねており、夜中ミニバーからこっそりチョコレートを取ってくる時に役立つ。
しかし、最もクールなのは設定機構だ。この時計は光センサーを通じて携帯電話とつながり、専用アプリと同期させると光の点滅によって自動的に時刻が合う。これは文字盤の横にあるあの小さなボタンを押す必要がないことを意味する。
Gabriel Menardが作ったこの時計は、ニキシー管が普通で、敵の子分たちが鉄格子の間から噛みついてくる、あのそう遠くない昔のボンド好きに敬意を表している。
Menardは5万ドルの資金調達を目標としており、現在1万3000ドルが集まっている。
ウォッチは295ドルで単4電池1本で動作する、ということはこれが相当にデカいことを意味する。しかし、巨大な腕時計を持つことは、ホテルのバーで無料のピーナツを食べ、マルガリータを山ほど飲みに行く時、邪悪な子分たちに撃たれた弾丸を跳ね返すためには、十分価値がある。つまるところ国際的謎の男でいることは、喉が乾く。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)