Enevoのごみ容器用センサがごみ収集を効率化、早くも$8Mの資金を獲得

物のインターネット(Internet of Things, IoT)って知ってるよね。では、ごみのインターネットは?

 Enevoというスタートアップは、センサを利用するごみ収集システムを作ったんだ。同社は今日(米国時間8/28)、EarlybirdとLifeline VenturesとFinnish Industry InvestmentとDraper AssociatesとRisto Siilasmaaなどなどから800万ドルの資金を調達したことを発表した。

EnevoのONEと名づけたサービスは、ごみステーションやリサイクルスポットの容器に小さなワイヤレスのセンサをつけて、ごみ収集を最適化する。センサのネットワークがEnevoのサーバにデータを送って、容器が満杯か空か、などの情報を教える。

とくにリサイクル業者は定期的でなく動いているから、満杯の容器だけを収集できれば、かなりの時間節約になる。

EnovoのファウンダでCEOのFredrik Kekalainenによると、これによってごみ収集を、定期的で効率の悪いやり方から、完全に需要に基づく動的なやり方に変えることができる。ごみ収集は世界のどの国でもやっているから、うまくいけばEnovoの需要も多いだろう。

今Enovoは北米とヨーロッパの25の国で採用されていて、今後は中東やアジア市場も開拓したい、という。

Enovoにはすでに競合他社がいて、それはアイルランドの小さな企業SmartBinだ(Enovoはフィンランド出身)。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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