Epsonは、独自のディスプレイグラスでGoogleの後を追う。Moverio BT-200は、ヘッド・コントロール・デバイスで、ユーザーの視野の中心に透明なモニター画面を映しだす。その無骨で人目を引く形状は、主にエンタープライズ向けに作られたもので、例えば工場の組立てライン作業者が、周囲を見渡すだけでUPCコードを自動的にスキャンして、リアルタイムに在庫確認できる。
スマートグラス向けソフトウェア・デベロッパーのAPXは、同機のSkylight OSを最初に設計した会社で、その優れたプロジェクター製造能力を買われてEpsonと提携している。「このメガネは事実上2つの小さなLCDプロジェクターだ」とEpsonのニュー・ベンチャー責任者、Anna Jenは言う(下にデモビデオ)。
デバイスはスムーズに動作した。私はゲームアムリのデモを行い、白いバーチャル「ビーコン」を探して部屋の中を見回すことになった。ビデオゲームのオートバイを砲塔にアップグレードするために、私は視野を視線の高さにある白い光に向けた。それは完全没入型の体験ではなかったが、視野の中心部分をハイライトする仕事はこなしていた。
間違いなく言えるのは、この超オタク的メガネは、デートにかけていくものではないということだ。「ふつうの消費者がスマートグラスをかけて外出する利用場面はまだ存在しない」とAPX LabsのCEO、Brian Ballardは説明する。「それなりのセックスアピールが必要だ」。要するに、スマートグラスは、これをかけていることを相手が期待している社会的状況でしか受け入れらないということだ。
APXは現在のパートナーが誰かを明かすことを許されていなかったが、フォーチュン500で「よく聞く名前」の会社が試行中であることを認めた。おそらくもっと楽しみなのは、Moverio、あるいは他のスマートグラスが主要スポーツスタジアムにやってきて、未来的エンターテイメント体験をファンに提供する時だろう。「スポーツのゲームに行ってスマートフォンを見る代わりに、ゲームに集中してリアルタイムの記録やリプレイを見ることができる」
APXは、将来のスポーツ関連の提携に関して否定はしなかった。だからうまくいけば、楽しいスポーツ観戦体験が近々得られるかもしれない。
Epsonは昨年の春に、以前のバージョンのグラスをデモしていた。新しいMoverio BT-200は、直販(およびAmazon経由)で、3月から699ドルで販売される。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)