Facebookでの誕生日は陰鬱な作業になりつつある。”HBD” とか “Happy Birdthday!” を、友達のプロフィールページに書くことが、基本的に最低限人間的なつきあい方だ。そこでFacebookは、もっと親密なおめでとうを促進すべく、バースデーカメラ[Birthday Cam]機能を今日からiOSで公開する。【日本語版注:訳者の日本語環境では未対応】
誕生日を迎えた人のプロフィールページには、最長15秒のビデオメッセージを撮るように勧めるバナーが表示される。撮ったビデオは特別なバースデーフレームを付けて友達のウォールでシェアできる。ただ “happy birthday” と言っただけの映像でも、タイプするよりずっと特別だ。
長年にわたりFacebookが遍在的なツールへと成長するにつれ、奇妙な行動が生まれてきた。同情の「いいね!」から、数千キロ離れた地のイベントに友達を招待することまで、友達を喜ばせるために、様々なおかしなことが苦もなくできるようになった。
ウォールへの “Happy Birthday” 書き込みは、中でも最も深く根付いている慣習だろう。Facebookは早い時期から、友達の誕生日に通知を表示してきた。そこから、友達のウォールに何かを書く習慣が生まれた。
殆どは一般的な “happy birthday” だが、必ず何人かは、一言加えたり、写真を載せたり、思い出を呼び起こしてくれる友達がいる。ケーキの日に投稿をめくっていくのはいつも楽しいものだし、メッセージの数を去年と比べて自分のソーシャルライフに問題はないか、リストラが必要かを考えることもできる。
しかし時間と共に、毎年恒例の習慣も輝きを失ってくる。メッセージはくどいと感じられるようになり、Facebookがモバイルへと進化するにつれ、近日中の誕生日のお知らせは、ウェブのトップページからモバイルのイベントタブの最後へと追いやられた。おそらくバースデーカメラは、Facebookで最も古い儀式の一つに新たな命を吹き込むことだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)