FacebookのInstant Verificationは、二要素証認に代わってサードパーティーアプリのログインを容易にする

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SMSでコードを送る二要素認証方式は、ショートメールを受け取れない環境にいる時は実に厄介だ。人里離れた場所だけでなく機内でも問題になる。そこでFacebookは、Android用のサードパーティーアプリ・ログインプラットフォームの新機能としてFacebook Login Account Kitを開発した。デベロッパーは電話番号を使って登録したユーザーが再ログインする際、SMSなしで容易に認証できるようになる。

ユーザーが電話番号を使ってサードパーティーアプリにログインしようとすると、
Instant VerificationはAndroidのFacebookアプリを調べて、そのユーザーが同じ電話番号でFacebookプロフィールに登録されているかどうかを確認する。登録されていれば、Account Kitがすぐにそのサードパーティーアプリへのログインを許可し、SMSで二要素認証コードを受け取る必要はない。

Facebookによると、これを使うとログイン時のコンバージョン率が97%に達し、従来の二要素認証で一時パスワードを送っていた場合よりも改善されるという。Familonetは、Account Kitの効果で登録率が40%改善され、Instant Verificationによってさらに5%上昇したと言っている。

FacebookのEthan Goldman-Kirstは、「このアップデートで電話番号によるサインインが迅速かつ簡単になると信じている。SMS配信の信頼性が低い地域の人々にとっては特に有効だろう」と書いている。

Account Kitプラットフォーム上で作られたアプリが増えれば、Facebookはデベロッパーに対して、アプリインストール広告や〈Facebookでシェア〉機能を利用するよう説得しやすくなる。他のアプリへのログインを単純化することで、インドのようにFacebookの普及率が低い国々でも多くのユーザーがログインするよう推進できる。Facebook Loginプラットフォームによって、ニュースフィードに魅力を感じていない人たちにさえ、Facebookのメインアプリを必需品として定着させることができるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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