Faradayの新しいバイクは、電動自転車の概念を変える


都会の通勤には、自転車が益々快適になりつつあるが、サンフランシスコのような町では少々厄介だ。電動自転車の出現によって、人々の移動は大いに助けられている ― 驚くほどの坂道でさえ。しかし、多くのEバイクは醜い。巨大なモーターとバッテリーがフレーム周辺のあらぬ場所に付けられた結果だ。

Faraday Bicyclesは、スタイリッシュで乗るのがずっと楽しくなる自転車でそれを変えようとしている。本誌は、近々予約注文者への出荷が開始される同社初の自転車を見る機会を得た。モーターは前輪の上に置かれ、バッテリーはフレームの文字通り内部に格納されたこのFaradayバイクは、ふつうの通勤用自転車と変わらない外見になるように作られている。

Faradayバイクの初期バージョンは、ファウンダーのAdam VollmerがIDEOにいた頃、究極のシティーバイクを作るコンテストで競っている時に生まれた。しかし、単なるサイドプロジェクトとして始まったものが、スピンアウトしてそのための会社になった。

Faradayはそれ以来長い道のりを経てきた。今から1年半前、同社はKickstarterのキャンペーンを立ち上げて成功し、同時に追加の予約注文も受けた。舞台裏では、プロトタイプに最終仕上げを施し、近々製造に入る準備を進めていた。

ビデオに映っているものは、予約したサポーターたちに出荷されるものにかなり近い。350ワットのモーターを塔載し、約3時間走り続けられる。

同社はこの自転車を約200台、1台約3500ドルで予約販売した。3月から予約分の出荷を開始し、夏の中頃から終りには第2陣の生産を始めたい考えだ。上のビデオで詳細をご覧あれ。

【訳注:日本の「電動アシスト」自転車に相当するが、法的に日本で自転車として扱われるかどうかは不明】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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