今回のFitbitのビッグニュースは、アップルやサムスンに直接対抗するためにデザインされた、より高級なスマートウォッチ「Fitbit Sense」のローンチだ。しかし、FitbitはSense単独はなく、同社の2つのラインにも重要なアップデートを発表した。
1つ目はVersaだ。これは人気の低価格スマートウォッチで、同社を最先端から復活させるうえで重要な役割を果たした。Versa 2の発売から約1年後、同社はFitbit Senseというハイエンドモデルの発売と同時に、後継機となるミドルレンジモデルのVersa 3を発表した。Senseとは異なり、Versa 3にはECHやEDA検出などの重要な機能が搭載されていないため価格は抑えられている。とはいえ、GPSを搭載するという点ではSenseの弟分でもある。
従来同様、Amazon AlexaとGoogleアシスタントを内蔵している。「Active Zone Minutes」と呼ばれる機能も追加され、標準的な歩数よりも詳細なフィットネストラッキングが可能になる。四角形と円の両方の特徴を備えたSquircle(スクイルクル)デザインも少しアップデートされた。エッジが滑らかになり、新しいSenseとの整合性が増している。Senseと同様に、1回の充電で6日間以上のバッテリ持続時間が得られるという。
Inspire 2にも「Active Zone Minutes」 が搭載されているほか、Fitbit製品の中で最長となるフル充電で10日間連続使用を可能にする。このフィットネストラッカーは、より合理化されたデザインと、より明るい画面を特徴としている。Fitbitによると、さまざまなトラッキングが可能とのこと。
具体的にはInspire 2は手首に装着するだけで、目標に基づいた20種類以上の運動モード、高度な睡眠ツール、常時心拍数トラッキング、月経トラッキング、食事と水分摂取量の確認、体重の確認などが可能だ。
これらの新製品には、Fitbitプレミアムが1年間無料でついてくる。Versa 3は230ドル(約2万45000円)、Inspire 2は100ドル(約1万600円)。予約受付は米国時間8月25日からで、9月末に全世界で発売される。
【Japan編集部追記】Fitbitプレミアムには、ステップバイステップのプログラムで健康的な習慣を身につけられる「ガイドプログラム」、目標達成をより楽しくする特別なアクティビティチャレンジを利用できる「プレミアムチャレンジ」、睡眠スコアの内訳とFitbit統計の健康レポートを取得できる「アドバンスドインサイト」、Fitbitや人気ブランドの何百ものビデオとオーディオのワークアウトにアクセスできる「ワークアウト」、ガイド付きのオーディオトラックを聞いて心を落ち着かせて眠ることができる「マインドフルネス 」などのサービスが用意されている。なお、日本語版サイトでもVersa 3とInspire 2の情報は掲載されているが、発売日や価格は未定だ。
画像クレジット:Fitbit
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(翻訳:TechCrunch Japan)