Fitbitの第2四半期のデバイス販売数は引き続き好調で対前年比31%増、売上は5%増だった。その点では同社の長期計画は順調に見えるが、すべてがうまくいっているわけではない。特に株価は、同社が年間売上予測を下方修正したあとの時間外取引で下落した。
同社は主な原因はVera Liteの不調にあると言っている。3月に発表された160ドルのデバイスは、最近のFitbitを支えてきたスマートウォッチVersaの廉価バージョンだ。
「遺憾ながら年間予測を下方修正したが、長期的な転換戦略には確信を持っており、重要なビジネス分野では良い結果を出している」とCEOのJames Park氏が決算リリースで語った。「デバイス売上、アクティブユーザー数ともに増加しており、Fitbit Health Solutionチャンネルは成長を続け、2019年前半の売上は前年比42%増だった」
全体では、スマートウォッチ売上が前年比27%減で、なかでもLiteの占める割合が38%という数字は期待はずれだった。トラッカー製品の売上は前年比51%増だった。
Fitbitのつまづきは、iPhoneの売上が停滞を続けながらもウェアラブルが好調だった今週のAppleの決算とは対照的だ。スマートウォッチへの転換に加えて、Fitbitは最近ヘルスケア分野にも注力している。Fitbit Health Solutionは前年比42%で伸びており、特に海外での成長が大きい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )