FordがLife360とパートナーして運転中の電話/テキスティングの防止へ

運転中に電話やメッセージングをして事故になることが、合衆国ではとても多い。そこでFordは、家族の現在位置を教えるサービスLife360とパートナーして、運転中の注意散漫化を防ぐツールの開発を始めた。

Life360の車内利用は今回のFordが初めてで、新たに加わった”Drive Mode”(運転中モード)により友だちや家族に、今運転中なので私に連絡しようとするな、と伝える。

Fordのコネクテッドサービス担当プロマネJulius Marchwickiが声明文の中でこう言っている: “Life360のDrive Modeを取り入れたことによって、運転者は家族など親しい人から電話やテキストメッセージがこないこと、電話をしても出ないことを知り、運転にひたすら集中できる”。

合衆国運輸省の不注意運転防止サイトDistraction.govの最新データ(2012年)によると、“不注意運転による”事故で年間3328名が死亡している。また20歳以下の人が起こした死亡事故の原因の10%、20歳台では27%が不注意運転だった。

2008年にローンチしたLife360は現在、4800万の家族が、家族や友人の位置を知りコミュニケーションするためのプラットホームとして利用している。この無料のスマートフォンアプリがこのたびFord専用/車載専用に改作され、”Drive Mode”機能が加わる。

運転者が自分のスマートフォンでFordのAppLink SYNCシステムに接続すると、Life360にユーザが運転中であるという通知が行き、そうするとLif360のDrive Modeが家族等に“運転中だからテキストするな”とメッセージする。運転者が車から出たときには、その旨のメッセージが行く。

“Mom’s location”(ママの位置)とか“Where is Dave?”(Daveは今どこ?)と尋ねると、システムはその人の位置を地図上に表示し、その所番地も表示する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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